例によってMUSIC MAGAZINEの4月号を購入。読み物も盛り沢山だが気になる新譜もちらほら。

■「グエロ/BECK」(CD)
最高傑作らしい。今までBECKの作品は単品で少し聴いたことがあるだけだが、気になってしょうがない。

■「ザ・ブルース ムーヴイー・プロジェクト コンプリート」(初回限定7枚組DVD)
マーチン・スコセッシが制作総指揮のブルース映画7本のボックス。ブルースの全体像を知ることはもちろん、ブルースミュージックがどんな影響をポピュラーミュージック全体に及ぼしたかを知る意味でも興味はつきない。んが、2万7千930円である。(苦笑)どうしよう~。単品でも発売されるそうだが、その場合ボーナスディスクは観られない。

■「ワンステップ・フェスティバル1974」(DVD)
1974年、郡山で行なわれた歴史的ロックフェスの記録映画。CDも同時発売で4枚組。昨年だったかにNHK総合のアーカイブで放映されビデオに録画したんだけど、それはほんの一部だった。四人囃子、沢田研二、(デビュー当時の)ダウンタウンブギウギバンドなどの映像は観たい。キャロルが未収録なのは残念。

■「ソウル・トゥ・ソウル」(DVD+CD)
1971年アフリカ・ガーナにおける米国ソウルミュージックのライヴ記録映画。出演はウィルソン・ピケット、アイク&ティナターナー、ステイプル・シンガースなど。これも一部の映像はすでに観たことがある。
アーティストも聴衆もブラックなわけだがその文化はまったく異なるわけで、つまり、アメリカに移住した日系人の末裔のアーティストが成功して日本でコンサートを演った-ということと似ているか???
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# by bongokid | 2005-03-20 15:43 | Column

c0033501_21374683.jpgディープなソウルミュージックを聴き始めたのは1977年くらいで、O.V.ライトのLP「イントゥ・サムシング」をリアルタイムで聴いたのが最初だった。これを聴いて心が打ち震えてしまったのだった。(それ以前にはアル・グリーンの“レッツ・ステイ・トゥゲザー”をヒット曲として好きだった程度)
その後、サザンソウルを中心にいろいろ聴いていたのだが、大のお気に入りをあと三枚挙げるとしたら、、、
■オーティス・クレイの「ライヴ」=初来日時の二枚組み大傑作c0033501_1342241.jpg
■オーティス・レディングの「ライヴ・アット・モンタレーポップフェスティバル」
そしてそして、■サム・クックの「ライヴ・アット・ハーレムスクエアクラブ1963」ということになる。

“ライヴを代表作として挙げるのは邪道”という考え方もあるらしいが、そんなのは無視しよう。別にその筋の研究家でもなんでもないしね。

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# by bongokid | 2005-03-19 00:34 | CD

25年前くらいに、ふと思ったものだ。いろんな付属機能はいらないから、100年間回転ムラのないカセットデッキ、100年間回転ムラのないレコードプレーヤーがあればよいなと。しかし、それは意味がないこと。接触する部分は確実に磨耗するからだ。
そこで、こんなものがある。針のない(非接触光学式)レコードプレーヤー。世界で唯一というから大したものだ。

CDが当たり前の世の中だから一部のマニアにしか重宝されないようで、実売価格は50万円~100万円。
今となってはあり得ないが、もしCDなどのデジタルオーディオがこの世に存在していなかったら、今頃2,3万円で売られていたはず。
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# by bongokid | 2005-03-18 00:07 | Column

そんなのどうでもいいじゃん、と思う人は読まないでください。(笑)

ブルースブラザースというコンビが存在し、「ブルースブラザース」という映画がある。演っているのはブルースフォームの曲はあれど、ほとんどソウルミュージックレビューだ。

以前VHSやLDで発売されていた「スーパーセッション1/B.B.キング&フレンズ」(廃盤)というテレビショーの映像がある。DVDで再発されたかな?
出演アーティストをみると、ブルース系アーティストに混ざって、グラディス・ナイト、エタ・ジェイムス、チャカ・カーン、ビリー・オーシャンなどが出ていて、往年のソウルミュージックを歌っている。しかし、ホストのB.B.は“ソウル”とは一言も言わずに、“ブルース”という単語を何度も発している。

これらはいったいどういうことなのだろうか?俗に言う“リズム&ブルース”や“ソウルミュージック”も広義で解釈すると“ブルース”に含まれるということなのだろうか?としたら、本来のブルース(の本質)からは乖離してしまい、かえって誤解を生みやしないか?
「ブルースブラザース」を観てブルースを知るきっかけになった、という若い方もおられるが、あれをブルースと言ってしまって良いものなのかと、ふと疑問に思うのだった。
断っておくが、ブルースブラザースもB.B.キング&フレンズのテレビショーもbongokidは大好きだ。これこそ誤解なきよう。
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# by bongokid | 2005-03-17 00:24 | Column

“バンド”という形態に、ある種の幻想がある。
まぁ、言葉で説明するのはもどかしいが、テクニックや音楽的ボキャブラリーを越えて、心が通い合い、一塊りに球状になって転がっていく-そんなイメージだ。
グチャグチャグニョグニョに絡み合い、どこにもない魂の塊、それがバンド。
バンドのある種の理想型と思えるのが、「ラストワルツ」までのザ・バンド、ローリングストーンズ、ニールヤングwithクレージーホース。そして、スプリングスティーンのEストリートバンド。
喧嘩しようが、泣かされようが、それぞれ好き勝手にやろうが、いつまでたってもうまくならなくとも、また始まれば唯一無二のその音がちゃんと出てくる。しかも現役感覚バリバリ。

スプリングスティーン&EストリートバンドのヴィデオBlood Brothersで、バンドのメンバーが名言を吐いている。
《歌のバックとは、曲そのものの中で、いかにスペースを見つけるかだ》
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# by bongokid | 2005-03-15 00:17 | Player

c0033501_061588.jpg

c0033501_071820.jpg
1984年にN.Y.の古本屋で偶然みかけて購入したブルースブラザースの公式本と映画の中で使われたものと同じ付録のポスター。公式本は登場人物の詳細なプロフィール(あくまでも映画の中においての生い立ちやエピソード)が写真入でもっともらしく書かれている、ようだ。
英語がわかればいろんなジョーク(たぶんたくさんあるはず)も楽しめるのだろうが、残念ながらよくわからない。(苦笑)
ポスターの二人の右肩のライン自体が、署名になっているのがお分かりいただけるだろうか?

この映画は映画館で2回観て、レーザーディスクを購入したのだった。何回観ても飽きない。
詳細はいろんなブログに書かれているから省略するが、最高のエンターテイメント!
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# by bongokid | 2005-03-13 00:17 | Player

最も好きな映画にロバート・デニーロ主演のタクシードライバーがある。監督はマーチン・スコセッシ。スコセッシはロックドキュメンタリーラストワルツの監督でもある。

密かに大好きな歌手にアイルランド人のヴァン・モリソンがいる。ラストワルツでも「キャラバン」を熱唱していた彼のアルバムは、数枚持っている。

タクシードライバーの最初の15分間はヴァン・モリソンのアストラル・ウィークスに触発されたもの》
そんな逸話がだいぶ前の「レコードコレクターズ」に書かれていた。
それぞれはなんの関連づけもなく、まったく別のこととして20年以上前から気に入っていたわけで、こんなつながりがあったとは!
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# by bongokid | 2005-03-12 01:10 | Column

c0033501_094684.jpgPhil Spectorは1960年代に活躍した音楽プロデューサーで、あとでビートルズの「Let it be」なども手がけているポップス界の大御所。

クリスマスアルバムは星の数ほど世に出ているであろうが、bongokidが知っている中でいちばん好きなのは間違いなくこれだ。(HMV
というか、クリスマスアルバムの中ではおそらく最高傑作-と言い切ってしまおう!
LPとして発売されたのは1963年。当時のポピュラーミュージックの世界はシングル盤が中心だったわけで、このアルバムはプロデューサーの名前を全面に出したコンセプトアルバムとしてのまさに先駆けでもあったのだ。

13曲中、11番目に登場する(スピルバーグの映画「グレムリン」の冒頭でも流れている)Christmas(Baby Please Come Home)という曲は、このアルバム中でも最高の曲。部屋で何回踊りながらいっしょに唄ったことだろう。笑いながら涙が出てくるほど好きな曲だ。Darlen Loveという女性歌手の歌唱がまたとんでもなくソウルフル!!! クゥ~~~~~~~

なぜこのアルバムが良いのか、説明することはなかなか難しい。説明すればするほど音楽を文字にする虚しさがわいてくる。

ただひとつだけ言えるのは、屈折して屈折して屈折して屈折してしまい、気がついたらマトモだった-そんな音楽、ということだ。大瀧詠一氏曰く“人工美のリアリティ”。

モノラル録音の夢のような音像。
そして、まずあり得ないであろう夢のような世界。

しかし、目の前に確実に広がる描写はリアルなリアルなリアルな世界。
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# by bongokid | 2005-03-10 00:10 | CD

3月3日のヴェルベット・アンダーグラウンドの記事とある意味重複するが、
「エフェクターをまるっきり使っていない乾いた音を聴くと、なにか不安になる」という人もいる。(実は、自分もある時期そうだった。)しかし、ジャマイカ発のレゲエを聴き始めてからまったくそうでなくなったのだった。
c0033501_122080.jpgTalking blues/Bob Marley & The Wailers
これは一部を除いて、ジャマイカ産ではなくアメリカ・カリフォルニアにおけるスタジオライブだが、残響がなく乾ききっている、よい意味でスカスカの音楽。

エフェクティヴで音が壁になっていないと落ち着かない人、そんな人はおよそ“貧乏性”かもしれない。
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# by bongokid | 2005-03-09 00:26 | Column

ブルース系の音楽を好きか嫌いか、または生理的に受け入れられるか否か-ということが、その人の生き方の価値観や育ってきた背景を推測するのに参考になる(ような気がする)。
しかし、ブルース系といっても多種多様だし、ブルースがどんな音楽かその人自身が知らない場合もある。
で、別の聞き方をする。「ローリングストーンズのミック・ジャガーの歌はうまいと思うか?」と。すると、「あれは下手だ」とか「音程が悪い」とかの答えが返ってくる場合と、その逆の場合がある。これで大体想像がつく。
といっても、ミック・ジャガーを知らなければ会話にならないのだが。。。

ミックの歌を受け入れられない人は西洋平均律12音階にのっとった絶対音感の持ち主に多い。
(※いい加減な決めつけだから、あまり信用しないでください)
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# by bongokid | 2005-03-07 00:28 | Column

流しっぱなしの“ながら聴き”って、車を運転している時以外にはあまりないのだが、たまたまそういう時はラジオがよい。それもトークの極力少ない音楽主体のもの。(ちなみに自分の場合、お気に入り選曲のMDやカセットを作る習慣はまったくない。)
日曜の午前中のAFN(旧FEN)はノリのよいインストのソウルジャズが延々と流れている。これいい♪ 昼過ぎると(ど)カントリーになってしまい、ちょっと残念だがトークが多いよりはマシ。
CSやBSに紙面を割かれたからか、新聞の番組表を見てもAFNって小さく小さく省略されている。まぁ駐留米軍向けだからしょうがないね。
ネット経由ならMSNのネットラジオが音楽のみでよい。(ただしIEユーザでないと使えない)
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# by bongokid | 2005-03-06 14:51 | Column

“ヴェルベット・アンダーグラウンド”という名前のバンドがあることを知ったのは70年代後半くらいかなぁ。
たしかラジオの音楽番組(名前失念)で-三大バンド特集-といのがあって、その三大がビートルズ、ローリングストーンズ、そしてヴェルベット・アンダーグラウンド(以下V.A.)だったのだ。
「え?なんじゃそれは? 知らんよ、そんなバンド」ってなかんじ。
なにしろ、それまでラジオで曲を聴いたことがないし、シングルヒットも無し。レコードもちゃんと発売されていたのかもわからない。(日本発売されても即廃盤?)
で、その番組でかかっているものを聴いても、なにが良いのかさっぱりわからない。ダミ声とヘタクソな演奏で地味~な印象だけが残った。

それから月日は流れ1980年代後半、友人の家でV.A.のレコードを聴かされ衝撃を受ける。退廃と混沌!激しくてもどこか冷めきっているようなチープな音像。。。でもって、ミュージシャン気質がなく、アーティスティック。
(余談)ドラムの音が変わってるなぁ、と思っていたら、モーリン・タッカーはなんと!ベードラを使っていなかったのだった。

恥ずかしい話だが、音が隙間がなく埋めつくされ、キャッチーでもって大げさにドラマチック、そんな大味な音楽を好んでいた時期も昔あった。しかし、いろんな音楽に出会い、その逆もあること知り、隙間やゆらぎの面白さ、楽しさ、かっこよさを感じ取り、むしろそっちのほうがイイなと思うようになった。

ロック好きな人の部屋にV.A.の“バナナ”がおいてあるかないか-ということがある種の目安になる-かつてそんなことを言っている人がいた。なるほどなるほど♪なんの目安かって?まぁどうでもいいんだけど、わかる人にはわかるハナシだ。

The Velvet Underground - Sister Ray

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# by bongokid | 2005-03-03 23:12 | Player

ボブ・マーレー?ボブ・マーリー?
最初はレガエ、今レゲエ。ほんとはレゲ?
最初はサイコデリック、あとでサイケデリック。
ジョン・マクローリン?マクラフリン?マクラグリン?
エアロスミスは発音に忠実だとアエロスミス?
ヴェンチャーズ?ベンチャーズ?
ブルース?ブルーズ?
レッド・ツェッペリン?レッド・ゼペリン?

キリがないからやめておこう。
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# by bongokid | 2005-03-01 23:25 | Column

c0033501_0381919.jpgスポーツの場合、勝ち負けのある戦いだから平和の道具になるとは必ずしも言えないが、世界中のすべての人々が【音楽をやれば】、きっと戦争は起こらないだろう。
そういえば30数年前にジミ・ヘンドリックスが言っていた。「世界中の人々すべてがオーティス・レディングを聴けば、戦争はなくなるよ」
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD4611/comment.html
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# by bongokid | 2005-02-28 23:52 | Column

10年前くらいに購入した、暗黒大陸じゃがたらの「南蛮渡来」を聴く。改めて身が引き締まる思い。
そのあとにレイ・チャールズ(当時32歳くらい)1963年ブラジルでのテレビショー(DVDモノクロ映像)を観る。ビッグバンドを従えた当然一級品のエンタテイメントなのだが観るタイミングが悪かった。じゃがたらの後では、そのお行儀のよいショーがやや退屈であった。(苦笑) 出演ミュージシャンは達者揃い。
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# by bongokid | 2005-02-27 15:22 | Column

c0033501_22292057.jpg江戸アケミ率いるじゃがたらのドキュメントDVD「この~!!ッ(もうがまんできない)」を観た。一言で言えば、とびきり楽しく、そしてとても悲しい。

じゃがたら(JAGATARA)のCDは10年前くらいに後追いで数枚購入し、毎日よく聴いていたのだが、不覚にもいつしか未整理の膨大なCD在庫の中で埋もれてしまっていた。
じゃがたら及び江戸アケミのことは、ネットで検索すればいくらでも説明がある。
このDVDは1987~89年の貴重なライヴ映像とボーカリスト江戸アケミの長時間インタビューの記録だ。詳細はミュージックマガジン2005年2月号丹羽哲也氏の解説にある。DVD自体のライナーも充実している。

じゃがたら/江戸アケミに出会った衝撃は、ジョン・レノン(ジョンの魂)、頭脳警察(ファースト)、ジャックス(ジャックスの世界)に出会って以来のものだったように思う。

ロックンロールはポーズでもなく、単なる音楽ジャンルでもなく、それは「生きること」と同義である、と、彼の不器用で誠実なパフォーマンスは訴えかけていた。(早川義夫言うところの)“カッコイイこと”がどれほどダサイことなのか、ということも内包されていたように思う。

だからといって、メッセージ性重視で音楽的な要素が無かったかといえば、そんなことはない。パンクとレゲエとロックンロールとブルースとアフロファンクがほどよくブレンドされたグルーヴィな音楽だった。
それは無論、表面上の音楽スタイルの模倣に止まらず、その向こう側にあるとても特別ななにかを直感的に捉え、かつ共感していた証だった。しかし、その方法論に限界を感じたアケミは亡くなる3日前にじゃがたらからの脱退を意思表示している…。

さんざん既出の事項だが、江戸アケミは「俺は俺のロックンロールをやるから、おまえはおまえのロックンロールをやればいい」と言っていた。それぞれがどこかでシンクロすればそれでいいと。

彼は太く短く生きたのだろうか?亡くなってから15年が経過し、他の夭逝の巨星たちと同様に生きざまは伝説化されてしまっている。
死そのものよりも、むしろこれを因果と捉えなければならないとしたら…そう考えると、とてもやりきれない思いがする。

今一度、眠っていたじゃがたらのCDを取り出し、聴いてみようと思う。まずは「南蛮渡来/暗黒大陸じゃがたら」から。
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# by bongokid | 2005-02-26 15:59 | DVD

ジャズといわれている音楽のなかでは、Miles Davisがいちばん好きだ。すごい!と思うことがたくさんありすぎて…しかも様々な媒体で語り尽くされている。


彼のフレーズは流暢ではない。もっとテクニックのある人はたくさんいる。しかし、ぷ~ぅぅぅうううぅぅぅぅぅぅとロングトーンをやっただけで完全にこちらは打ちのめされる。そして、いかに吹かずに表現出来るか という逆説的な"間"の美学がある。

c0033501_22324712.jpg時代によってスタイルが異なり、もちろんそれぞれに良さがあるけれど、アフロアメリカンとしてのアイデンテティに裏打ちされた60年代後半から70年代前半のいわゆる“エレクトリックマイルス”は異端でかつ王道、進歩的でしかも原点(アフリカ)回帰-という二律背反をやってのけた。
保守的なジャズ・ファンは発表当時困惑したようだが、いくつかある代表的な作品の中でいちばん好きなのは、ON THE CORNER そしてDARK MAGUS
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# by bongokid | 2005-02-23 22:50 | Player

Music Magazine3月号を見る。

  • 「ニューエイジ・ステッパー」(CD)
    パンクとレゲエの接点を象徴する作品だそうで、ポップグループとアスワドなどのメンバーがエイドリアン・シャーウッドの元で録音したもの。

  • 「ライヴ・イン・ブラジル1963/レイ・チャールズ」(DVD)
    レイ、全盛期のテレビショー。

  • 「Ⅵ/Bondage Fruit」(CD)
    鬼怒無月は何度かライヴで観ているのだが、彼絡みの作品は物凄い数が存在していて、どれを買ったら良いかわからず、なんとなく買いそびれている。-ということで。

  • 「この~ッ!!(もうがまんできない)/JAGATARA」(DVD)
    JAGATARAの主要なCDは10年前くらいに購入し手元にあるのだが、最近は聴いていないなぁ。ということで、映像を観たくなった。

  • 「ヨコハマ・ブルース・ストーリー/クリエイション+エディ藩」(DVD)
    81年、82年のTVKテレビショーの映像。こういう珍しいものが今観られるなんてやっぱ、DVDならではだよなぁ。当時は東京に住んでいたが、中古のおんぼろテレビだったもので、UHFは観られなかったし。


結局、すべて買おうと思う。(笑)結構な出費だな。。。
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# by bongokid | 2005-02-20 14:33 | Column

この曲のコード進行(ロック系ではゲイリー・ムーアやサンタナが得意としている)は、音楽やっている人ならば、泣き節が作りやすく、ついニヤッとしてしまうところがあるだろう。

いわゆるJazzの「枯葉」は、マイルスの〈イン・ヨーロッパ〉、〈イン・ベルリン〉、〈プラグドニッケル・コンプリート〉、キャノンボール・アダレイの〈サムシングエルス〉、ビル・エバンストリオなどを聴いたことがあり、気づいたことがある。 というか、個人的な思い込みなのだが。

Autumn Leavesという言葉のシンボリックなイメージ…。

つまり、
【枝から落ちた枯れた葉っぱは、風に任せてどこまでも飛び、舞っていくこともあるし、無風なら木々のまわりにハラハラと重なっていく】のだから、Jazz のアプローチでは(不滅のコード進行を軸にして)、アドリブプレイそのものの音のニュアンスが、そのまま枯れた葉の動きを表現させることがたやすい-というわけだ。

c0033501_0354499.jpgだからといって、奏者がどこまで枯れた葉のことを意識して演奏しているかはわからない(なにしろ原題はたんに「秋の葉っぱ」である)。聴く立場では、枯れた葉の空間移動をイメージしてみると、一段と味わいが深まるのではなかろうか。
演奏技術上の分析は別として、プラグドニッケルにおけるマイルス、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムスなど、それぞれの“枯れた葉っぱ”の共振はたまらない。

いちばん遠くまで飛んでいくのがショーターの葉で、アフリカまでイッチャッている。そのとき、リズム隊もいっしょについて行くが…、

マイルスはそれをステージ横に引っ込んで、じっと見ている。

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# by bongokid | 2005-02-18 22:18 | CD

仕事上のBGMは有線。たまにオールドポップスのチャンネルに合わせてみる。かかっている曲はみんな有名なものなんだが、やはりC-Am-F-G7のコード進行が圧倒的に多い。


c0033501_22382994.jpgブルース・スプリングスティーン、1978年のブートレッグのライヴビデオ(β)を持っている。1985年に東京新宿のその筋の店で1万円以上で買ったもの。画質は最悪だが、当時テレビ放映されたか会場スクリーン用に撮られたかのコピーで、その日のステージがなんの演出もされずに丸まる収められている。

なにしろ彼のステージは昔から長い。3時間は”ふつう”なのだ。社会的なテーマのもの、恋愛を歌ったもの、生きざまを歌ったものなどテーマは色々だが、シリアスな傾向の曲が休憩を挟んで2時間以上歌われたあとに、アンコールは一変!照明をすべてつけ、まさにパーティー会場と化する。

当時のアンコールにはゲイリー・US・ボンズの「クォーター・トゥ・スリー」が必ず演奏されていた。これが上記のC-Am-F-G7のまさに典型的な曲。そして観客とのコール&レスポンスを絡めて10分以上続けられる。

http://www.youtube.com/watch?v=gH66lSTKpWg

よくバンドマンが「ライヴは打ち上げで美味い酒を呑むためにやっている」などと本音とも冗談ともとれることを言ったりするが、スプリングスティーンの場合はアンコールのロックンロールパーティをしたいがために本編のシリアスな作品群が存在するんじゃないかと思えたりする。とにかく心の底から楽しめるアンコールの”パーティ”なのだ。
そして、「クォーター・トゥ・スリー」の冒頭、C-Am-F-G7のアカペラリフが始まったとたん、使い古された感のあるこのリフがこれほどまでにカッコイイものなんだ!と感激し、体中に電気が走るのであった。

(C-Am-F-G7といっても音楽をやっていない方にはわからないかも。15年前の「踊るポンポコリン」がそうですね。)
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# by bongokid | 2005-02-16 21:14 | Player

大昔、深夜ラジオをよく聴いていた。中でもお気に入りは、ニッポン放送の“カメちゃん”こと亀淵昭信氏がパーソナリティを務めた「オールナイトニッポン」。
彼は元々ディレクターでロック/ポップスに大変詳しく、(ニュー)ミュージックマガジンなどの音楽雑誌に評論も書いていた。あのウッドストックを現地体験した数少ない日本人でもある。

1970年代初期、ロックミュージックを積極的に流すラジオ番組は少なく、彼の番組はとても有り難かったし、トークも楽しかった。オレは頻繁にリクエストやコメントをハガキに書いて送り、常連とまではいかないまでも、数回番組内で紹介されたりもした。たしか一度だけ自筆の年賀状をいただいたこともある。

その亀淵さん、現在は、堀江社長のライブドアから株を買い占められつつあるニッポン放送の代表取締役社長である。この先、いったいどうなることやら・・・?
4/3分に追記

ちなみにド迫力のゴスペル歌手、亀淵友香さんは妹さん。
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# by bongokid | 2005-02-13 20:57 | Column

といっても、素直に割り切れないことも確か。
エチオピア人はイスラム教徒が全体の35%を占めるのに、「クリスマスがやってくることを彼らは知っているのだろうか?」と笑顔で歌うイギリスのアーティストたちとか、「オレ達(自身)が世界(そのもの)だ」と大合唱するアメリカのアーティストたちとか、ウェンブリーのフィナーレが「Let It Be(=なるがままに)」だったりとか、、、これらに象徴される、欧米人のある種の無神経なお気楽さや傲慢さも垣間見える。仮に、窮状に喘ぐエチオピア人がそれを認識したら、きっと複雑な気分になることだろう。無論、彼らにそんな余裕はないが。

主宰者ボブ・ゲルドフが聴衆に向かって「きょうは楽しんでくれ。そして献金を忘れずに!」とクールに言う場面がある。
彼は現実的に割り切っている。どんなにパフォーマンスに矛盾があろうと、偽善的であろうと、ロックンロールで馬鹿騒ぎしようと、結果的に大金が集まればよい~とにかく第一義的に金が集まらなければ意味がない、ということ。最もなことだ。

チャリティ・・・とくにエンタテイメントによる場合は、ある種の【矛盾】が宿命なのだ。
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# by bongokid | 2005-02-12 02:07 | Column

ライヴエイドのDVD。
冒頭に、目を覆いたくなるエチオピアの飢餓の様子が映し出されている。その後にウェンブリーとフィラデルフィアのライヴ映像。
アーティストはみな素晴らしいパフォーマンスをやっているし、聴衆の盛り上がりももの凄い。間違いなく”楽しんでいる”。そしてそれを観ているボクもわくわくしながら楽しんでいる。そしてまた途中にエチオピアの目を覆いたくなる映像・・・。このギャップを受け止めねばならない。

エチオピアのことなんかどっかに置いておいて、格好のプロモーションの場と考えていたアーティストもたくさんいただろう。また、音楽ファンにおいては、なによりも映像を、ロックミュージシャンのパフォーマンスを、純粋に楽しみたいという思いがおそらくほとんどだろう。そういうボクもその一人だ。

不幸な惨状に目をつぶり、音楽を楽しむことは不謹慎?大地震の被害が出た時に優勝したプロ野球チームがビールかけを自粛することを考えれば、同様に不謹慎と言えるかもしれない。いや、そうではない。
あえて言うなら、その【不謹慎】をすればするほど、マスコミは話題として取り上げ、世間はエチオピアに目を向ける。DVDが注目されることで、それを購入する人が増え、その純益が募金になるわけだ。
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# by bongokid | 2005-02-12 02:06 | Column

「First US Visit」という記録映画のLDを持っている。(現在はDVD)
c0033501_2243548.jpg1964年、初めてショービズの総本山・アメリカに上陸した時のものだ。
彼らが、どのような新鮮な価値観を世間に与えたかは様々なメディアで示されているが、中でも個人的に最も印象的だったのは、ワシントンコロシアムにおけるライヴ時のリンゴのドラミング(グレイト!!)とインタビューの時などに見せる4人の茶目っ気と皮肉まじりのユーモアだ。
例えば「ベートーベンは好きか」という質問に、「なかなかいいね。特に彼の詩が好きだ。」なんて答えている。
完全に予定調和をはぐらかしていて痛快だ。そしてなんの気負いもなく、自分たちに対しての米国の熱狂を、まるっきり冷めきった眼差しで受け止めている。
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# by bongokid | 2005-02-10 23:40 | DVD

c0033501_2246934.jpg「キャッチ・ア・ファイアー」のオリジナル・ジャマイカ版を聴いた。
没後20余年経過して発売されたもの。
オレにとって、これこそが“癒し”の音楽だ。とてつもなく“しなやか”な音像。空気感が日本とはまるで異なる。ノンリヴァーブで無駄な音は一切ない。乾ききっている。

で、ボブのボーカルだが、けして湿っぽくないが“濡れている”。湿ってはいないが濡れているのだ。
以前のオーヴァーダヴィングされた(ロックのニュアンスを加味した)正規版が悪いわけではない。あれが無かったら英米の市場ではだれも注目しなかったわけだし、当然自分は気に入っている。しかし、このジャマイカ版こそが間違いなく彼らの最高傑作。
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# by bongokid | 2005-02-08 20:39 | CD

これを書いている今は、1985年のライヴエイドから20年が経過している。
では、ということで遡ってみると…ライヴエイドからその約20年前に東京オリンピックがあり、ビートルズがブレイクしていた。さらに20年前はというと、日本が戦争に負けた頃、ということになる。
そう考えると、最近の20年は、時間の概念を疑いたくなるほどいやに短く感じる。

ポピュラー音楽だけで考えると、今、ライヴエイド(1985年)の頃のものを聴いても、それほど違和感を覚えない。逆に、1985年時点の若者がタイムスリップして今現在のものを聴いたとしても、テクノロジーによる細部の違いはあれ、それほど驚かずに馴染めるのではないだろうか。
換言すれば、すでにポピュラー音楽の形態は出尽くしてしまっている、ということだ。

では、日本が戦争に負けた頃の若者が、同様に20年後のポピュラー音楽をいきなり聴かされたらどうだろうか?おそらく、おおよそ顔をしかめて耳をふさごうとするに違いない。

テクノロジーと音楽形態の変遷が共存していた期間は20世紀内ですでに終わっているのだろうか?
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# by bongokid | 2005-02-05 22:41 | Column

c0033501_140534.jpg1970年。リアルタイムで購入したLPレコードのなかに、一枚のライヴがある。
Elton John が、ブートレグ対策として仕方なく発売したらしいFM局でのスタジオライヴがそれだ。当時の彼は大スターというほどではなく、「Your Song」がそこそこヒットしたことも手伝って、イギリスのシンガーソングライターとして注目が集まってきた頃である。

このLPを買ったきっかけは、かまやつひろしが、「セイヤング」という深夜放送で紹介したからだ。そして、その音像にマイッテしまった。カッコヨカッタ!当時はただカッコイイと感じて購入したわけだが、後々何十回と聴くウチに、その理由がわかってきた。

なにせ、ギター中心の(いわゆる)ロックシーンにおいて、あえて?ピアノトリオである。しかもEltonは、ジェリーリー・ルイスばりに立ったままのプレイ。終始静かな曲は、一曲もない。オリジナルではしっとり聴かせていたものでさえ、時に荒々しく叫び、荒々しくピアノを鳴らす。

ドラム(NIGEL OLSSON)は、けしてハイテクではないが、ツボを押さえたダイナミックなノリを出している。ベース(DEE MURRAY)は、Eltonのピアノを下部で支えつつ、時に“ウーマントーン”でストリングスの役目をしたり、ピアノのフレーズの隙間を自由に飛び跳ねたり、自在である。なにしろ、どの楽器もよく“ウタっている”。そして肝心のボーカルだが、Eltonは言うに及ばず素晴らしく、他の二人もまんべんなくコーラスを加えている。

1970年といえば、ライヴをするのに仕込みテープをシンクロさせる技術は、もちろんまだない。
Elton はスタジオ盤においては、ポール・バックマスターなどを起用して分厚い音を作っていたが、それをそのまま再現することなど当時は全く不可能であるし、また考えもしなかったことだろう。

ピアノ、ベース、ドラムとその3人のコーラスだけで楽曲を再現し、しかも楽曲のクォリティを完全に保持し、表現することに成功しているわけだ。ギターもオルガンもストリングスも他のバックコーラスも入る余地のない、ピアノトリオのロックユニット。その神髄がコレなのである。

ただそれは、その時代が故の表現手段が成し得た、奇跡の音像であったのかもしれない。

追記: ベンフォールズ・ファイヴが出てきたとき、このアルバムをきっと参考にしているナ!とニヤッとしてしまった。
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# by bongokid | 2005-02-03 23:25 | CD

1970年、ワイト島ミュージック・フェスティヴァルでの約38分間を捉えた「Miles electric/a different kind of blue」(DVD)を観た。驚異的で圧倒的で覚醒させられる。素晴らしい!参った!これ以上は言葉が出てこない。
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# by bongokid | 2005-02-02 22:46 | DVD

c0033501_21565412.jpgCCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)のジョン・フォガティの声ってシャウトしてもけして熱くならない。暑苦しくない。
ダウン・トゥ・アースなのにポップ。
出身は南部かと思いきやサンフランシスコ。
音がスカスカなのに、演奏もけしてうまくないのに、あのボーカルがあるだけで一流バンド。
ドラムもベースも兄貴のサイドギターも決められたフレーズだけ弾いていた(ように思う)。
ここで、こう行くだろうに-なんてこっちは思うが、行かない。(出来ないのか?)

しかし、よく聴くと、行かなくてよいことが見えてくる。
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# by bongokid | 2005-01-31 23:58 | Player

c0033501_213157.jpg「永遠のモータウン」をDVDで観た。
アメリカ・デトロイトを拠点に、1960~70年代前半にかけて大ヒット曲を出し続けたブラックアメリカン主体のミュージックレーベルがモータウン。華やかな人気シンガーをたくさん輩出したが、彼ら(彼女ら)を裏舞台で支え続けたいぶし銀の職人ミュージシャン集合体(=レコーディング・バンド)がファンクブラザーズ。そんな彼らにスポットを当てたドキュメンタリー映画だ。
登場するほとんどのミュージシャンは、ジャズを通過してその道を選んでいる。しかし、ビートのまったく異なるソウル・グルーヴを作り出したのは、まさしく彼ら。
なにせ、力まない、無駄な音を一切出さない、ビートの裏をしっかりと体感している。そして、彼ら誰もが、音楽に対し深い愛情を持っていて、とても真面目である。
ソウル・グルーヴの源泉を実感させられる音楽映画として、また、人間ドキュメンタリーとしても十分に楽しめる内容だ。


さて。
モータウンの音楽はあくまでもボーカルが主役。そしてファンクブラザースはあくまでも腕の良い裏方職人たちだ。彼らがモータウンサウンドにおける重要な役割を担っていたとはいえ、「彼らこそがモータウン!彼らこそがソウルミュージック!」と言い切ってしまうのは、いささか的外れな気がする。
今まで、一般的には名前を知られなかった偉大なミュージシャンたちが見直されるのはとても素敵なことだし、それを悪く言うつもりもないが、彼らは雇われた仕事をプロフェッショナルとして真面目に粛々とこなしていったに過ぎず、その当たり前のことに今までほとんどの人が気がついていなかった、ということ。そして彼らと同様に、コンポーザーやアレンジャーや独特なミックスをした(リズムを強調した)エンジニアなども、同様に大いに称賛されるべきだろう。
ひとつ希望するとするならば、これをきっかけに、モータウンのリイシュー盤CDには出来るだけプレイヤーのクレジットを付けて欲しいと思う。(マービン・ゲイの「What's Going On」以前にクレジットをつける習慣は無かったそうだ。)
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# by bongokid | 2005-01-30 21:57 | DVD