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キング・クリムゾンは4枚目の『ISLAND』がいちばん好き。リアルタイムで購入した始めてのクリムゾンのアルバムでもある。
モンスターヒットの1枚目『In The Court Of The Crimson King』は友達から借りて聴いていたので、メンバーも替わって曲調もだいぶ異なる4枚目に最初は戸惑ったが、聴くほどにのめり込んでいった。散漫な曲の流れ、といわれることもあるようだが、ボクの頭の中では勝手にトータルな流れに聴こえている。

ロバート・フリップ Guitar, Melotron
メル・コリンズ Sax
ボズ・バレル Bass, Vocals
イアン・ウォーレス Drums

このラインアップが短期間で崩壊したのは、ご存知の方も多いことでしょう。御大ロバート・フリップ以外は、おおよそダウン・トゥ・アースな音楽へ傾斜していきましたね。
しばらくして、ボズはバッド・カンパニーへ。イアン・ウォーレスはデビッド・リンドレーと共演したり、ボブ・ディラン初来日公演のバックで演奏もしているし。メル・コリンズはストーンズの「サム・ガールズ」に参加したり。。。

では、そんな3人の素性をクリムゾン加入時に、フリップはまったく見抜けなかったのだろうか?それとも、難解なクリムゾンの音楽への反動で、途中から3人揃って指向性が急激に変わったのだろうか???

ボズが「クリムゾンでやっている時はその音楽を理解していなかった」というようなことを言っていたのを、なにかのインタビューで読んだことがある。オイオイ・・・まぁ、それはそれとして、、、。

そもそも、クリムゾンのメンバーオーディションに3人が挑んだこと自体が不思議と言えば不思議。また、フリップがなぜこの3人を選んだのかも不思議といえば不思議。

ただ、たとえロバート・フリップの意向を100%理解出来てなかったとしても、これだけの音楽を作ってしまった、そういう意味では非凡なメンバーではあるのだが。というか、ゲストメンバー(キース・ティペット、マーク・シアリング、ハリー・ミラーなど)の貢献も大きいのだった。

『ISLAND』正式メンバーによるライヴアルバム『EARTHBOUND』は、2002年にようやくCD化されたようだが、アルバム丸ごとのCD化は音質の面でおそらくないだろう、と思っていたこともあり、聴いていたのが下記のふたつ。

c0033501_0204872.jpg『21st CENTURY SCHIZOID MAN』

1. エディット・ヴァージョン(スタジオテイク)
2. オリジナル・ヴァージョン(スタジオテイク)
3. LIVE 1969 (from EPITAPH)
4. LIVE 1972 (from EARTHBOUND)
5. LIVE 1974 (from USA 2)

1996年にリリースされた「21世紀の精神異常者」4連発マキシシングル。
4.が『EARTHBOUND』に収録されていたライヴテイクで、アースバウンドのレパートリーから初のCD化ということで、発売当時にすぐ購入。やっぱり4.がお気に入り。

c0033501_0211721.jpg『CIRKUS』

LIVE at The Academy of Music.N.Y.C / Dec.1972

1.Circus
2.Pictures Of A City
3.Formentera Lady
4.A Sailors Tale
5.21st Century Schizoid Man
6.The Deviles Triangle

音質は△。ゲスト・プレーヤーも無く、生々しい録音。
今では、オフィシャルでも様々なテイクがリリースされているようだが、とくにマニアでもないので、たまたま購入したブートのこれを聴いています。
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by bongokid | 2005-11-23 00:34 | CD

c0033501_1255977.jpgイギリスでのライヴを収録したDVDを購入。
アマゾンでの購入者コメントや、このコラボレーションを記事にしたブログもいくつか拝見した。
現在の力関係、認知度からすると、当然クィーンを基本に書かれている。フレディが亡くなって途絶えてから十数年ぶりのクィーンのライヴだしね。で、ボーカルのポール・ロジャースも意外によかった、と。はい、そうですか、そうですか。

しかし、(70年代からロックミュージックを聴いてはいるが、)必ずしもクィーンの熱心なファンというわけではなく、個人的には、フリーや初期バッドカンパニーのファンだったわけで、むしろポール・ロジャースの元気な姿に、こういうシチュエーションで出会えたことのほうが、とても感慨深い。
改めて、ポール・ロジャースは英国ロック界の最高のボーカリストと確信した。

彼の基本はブルース。ソウルフルで熱い。実力はピカイチなのに地味なキャラクターが災いしてか、長い間、人気の面でロッド・スチュアートに完全に負けていた。それが、どうだ!この歌いっぷり!現役感覚バリバリじゃないか!
クィーンのレパートリーもナチュラルに歌いこなしているし、フリーやバドカンのレパートリーも長い年月を経て熟成されたようで、ある意味、オリジナルを凌いでいると言っても過言ではない。
もちろん、こういう華やいだ場に今になって立てたのは、クィーンとの幸運なめぐり合わせがあってのことではある。そして、お互いを尊敬し、かつ尊重した大人のステージパフォーマンスであり、ロック・ショーとして綿密に練られた上でのことでもある。

だからこそ、ようやく見えてきたものもあるんじゃないか。すぐれた楽曲とずば抜けたスタッフワークに支えられれば、こんなにも輝くことが可能なのだと。満員の聴衆の前で思う存分歌って、思う存分パフォーマンスして、これほどまでに充実感を味わえるものなのだと、彼はようやく実感したのではないだろうか?

もう一度書くが、ポール・ロジャースは英国ロック界、最高のボーカリストです。


興味のある方は、Badlands(ぼのぼのさん)の「クイーン+ポール・ロジャースはなぜ成功したのか?〜来日リポート終章」をぜひお読みください。
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by bongokid | 2005-11-19 01:29 | DVD

ロックミュージックという範疇で考えると、この世代は「ヒッピー文化は廃れてビートルズも解散する頃にロックミュージックに出会い、パンクの頃はすでに歳をとり過ぎていた、中途半端な世代」と、言われることがある。そう、確かに・・・、そんな気もする。

しかし、(中学生としてはちょっと背伸びをしなければならなかったが、)幸いにも70年代前半のロック黄金期にはかろうじてリアルタイムで接することが出来た世代でもある。

好奇心の旺盛な時期にリアルタイムで接したとはいえ、メディアからの情報も、また自由に使える金も著しく乏しい時期であったわけで、好奇心を満たせない思いを少なからず抱きながら過ごしていたのも事実だ。(まぁ個人差は大いにあるでしょうが。)

そして30数年が過ぎた現在、テクノロジーの驚異的な進歩とともに、ロック黄金期の情報は容易に手に入り、当時の音源や映像はこれでもかと氾濫している。
もう出ないだろうと思ったところで、またまた“幻の”フィルムや“幻の”オープンリールテープが発掘され、デジタル編集が施されて発売されたりもする。そして、少々の金を払えば簡単にそれらに接することが出来るのだ。

これはロックミュージックが音楽産業として成熟した証でもあり、素直に幸せなことと実感する。
しかし、それと同時に、その魅力に囚われれば囚われるほど、カウンターカルチャーとポピュラーミュージックが寄り添った特別な時代は二度とやってこないのだろう、とも思えるのだ。



c0033501_21465736.jpgちなみに、個人的にリアルタイムで購入した最初のロック系のLPは『ジョン・レノン(ジョンの魂)』でした。
大した思い入れも無く、なぜ購入したかはよく覚えていないです。
「ゴッド(神)」という曲で、“Dream is over”と歌われても、実感などまったく無く、子供心に戸惑ったように記憶しています。
この作品のよさを理解できたのは、数年経ってからでした。
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by bongokid | 2005-11-14 21:51 | Column

c0033501_21491777.jpgジョー・コッカーの、1970年に行なった全米ツアーのドキュメンタリーDVD「マッドドックス&イングリッシュメン」がやっと届いた。
これは昔、レコードでよく聴いたものだ。と言っても音源は異なるようだが。その後ももちろん活躍しているけど、この頃のコッカーが全盛期だろうことは間違いない。

コミュニティ風な大所帯ツアーバンドを統率しているのは重鎮レオン・ラッセル。彼は60年代からポップスの裏方で大活躍していたが、たしか「マッドドックス&イングリッシュメン」が世に出た頃は、まだ日本ではソロアルバムも発売されておらず、「レオン・ラッセルは凄いらしいぞ!」という噂ばかりが音楽雑誌で先行していたように記憶している。


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by bongokid | 2005-11-13 21:54 | DVD

以前に簡単に紹介した英国BBCの音楽番組(16年間)から編集された3枚のDVD。全部で8時間以上!ある。観るのも大変だ。
しかし、内容は滅多に観られないような貴重なものを数多く含み、しかも画質・音質(モノラル)はクリア。ほとんどが生放送時のリアルライヴだ。

c0033501_20294737.jpgだいぶ遅ればせながら、今回はVOL.1(全28曲)からお気に入りのものを、、、。
We Gonna Have Peace/Curtis Mayfield('72)は狭いスタジオで小さい音であってもこれだけのグルーヴが出せるというお手本のような演奏。生々しい息づかい、繊細でしなやかなグルーヴが素晴らしい。

Stir It UP/The Wailers('79)はピーター・トッシュ、バーニー・ウェラー在籍時のもの。歌・演奏とも乾いていて、しかもふくよかで、この頃のウェイラーズがいちばん好きです。

Do The Stand/Roxy Music('73)はイーノ在籍時のグラム期。コンセプトが絶妙で、ダサさ加減とかっこよさが渾然一体となっている。

Vol.1の個人的なハイライトはFrankenstein/The Edger Winter Group('73)でしょう。ノリノリのバンドアンサンブルがハイテンションで完璧!エドガーはシンセ、サックス、ティンバレスを取っかえ引っかえしながらの大熱演!ギターはリック・デリンジャー。

Freebird/Lynyed Skynyrd('75)彼らの代表曲で、テンポアップの後半は圧巻だが、大味でもうひとつ締まりがないという印象。そんなこと言っては怒られるかな?

Upon The Me O My/Captain Beefheart('74)のライヴは初めて見た。この曲は演奏がわりと“まとも”なものだが、毒気はやっぱりある。

Rock'n Roll Doctor/Little Feet('75)はロウエル・ジョージのスライドギターと気だるげなボーカル、そしてリトルフィートならではの独特のグルーヴが味わえる。

Rosalita/Bruce Springsteen('79)は有名なコンサート映像で、今までに何回も観ているけど、もっとも勢いのあるこの時期のパフォーマンスは何度見ても素晴らしい。

Vol.2、Vol.3からは気が向いたらまた書きます。
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by bongokid | 2005-11-09 20:44 | DVD