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こちらの記事に関しての後日談
ポール・バックマスターの実質ソロアルバムが判明。
1971年発売で、名義はThe Chitinous Ensemble。
あえてジャンルで言えば、ジャズ~現代音楽らしく、ぜひ聴いてみたいものだが、廃盤のようだ。

(その後タイミングよく再発されました。6/10追記)
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by bongokid | 2005-04-27 22:52 | CD

すぐに思い浮かぶのはイギリスでデビューしたアメリカ人のジミ・ヘンドリックス。彼の批評性のある音楽は、英国のフィルターを通したことでより深みが増したような気がする。

英国人、エルビス・コステロの1st.のバックバンドはアメリカ人、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(が売れる前)のメンバーだ。

いかにも典型的な米国産または英国産と思っていたものが、実はハイブリッドということが多々あり、おもしろい。料理で塩をほんのひとつまみ入れると甘味がより引き立つ-それと少し似ている。
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by bongokid | 2005-04-24 00:02 | Column

アマゾンで下記のCDを注文した。
"The Very Best of Badfinger"
"Who Is This America?"/アンティバラス
"紫の炎 30th アニバーサリー・エディション"/ディープ・パープル
"Guero"/Beck
"Odelay"/Beck
なぜ、これらを選んだか。
バッドフィンガーはオリジナル紙ジャケも悪くないが、コストパフォーマンスでこちらを。昔ブートで我慢した恨みつらみがあり、心境は複雑なり。アンティバラスはフェラクティ的なアフロファンクをアメリカ人が試みているというところに興味があって。パープルの「紫の炎」は“ブルーアイドソウル”とハードロックの融合という視点に興味があって。Beckに関しては、ラジオオンエアやシングル盤で聴いてはいたがアルバムとして通して聴いたことがなかった。最近は年齢とともに石橋を叩いてから渡るクセがついていた(苦笑)わけで、代表作"Odelay"がナイスプライスになったことだし、最新作"Guero"と一気に聴いてみることにした。
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by bongokid | 2005-04-21 23:18 | CD

MusicMagazine5月号購入。中村とうよう氏が『“ポピュラー音楽の世紀”後の音楽』という特集記事で、~個性の時代は終わった。自己主張を捨てた欲の無い、芸でもない芸術でもない音楽を求める~というようなことを言っている。

もうすでにヒーローはいらないのかもしれない。誰もがごくふつうに音楽を作ったり演ったり聴いたりすればいいのであって、自己主張の道具であったり、社会や世間を意識したり、商売にしたりする必要はないのかもしれない。

100%「そうだ!そうだ!」とはいきなり同意せずとも、これはなかなか考えさせられるゾ!
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by bongokid | 2005-04-20 00:39 | Column

c0033501_181738.jpgレコードコレクターズ誌5月号の特集は『70's BRITISH HARD』。なにを今更!と斜に構えつつも、中学の頃からさんざん体に染みついてきたものを久しぶりに振り返るのは悪くないもので、ついニヤケながら読んでしまった。
以下、立川芳雄氏の記事からで、個人的に印象に残ったエピソード。※【~】は私の独り言です。
  • ジミ・ヘンドリックスあたりがフルボリュームで歪ませたことも、クラプトンがトレブル値0にしてウーマントーンを作ったのも、本来マーシャルアンプの製作者が想定していなかった掟破りの使い方だった。
    【今では当たり前に聴いているその音は、かなり無茶な手法だったわけだ。そりゃそうだ!ふつう一般に音のボリュームは、レベルの0や10は使わないものだ(笑)】

  • ギター低音三度抜きのリフはリッチー・ブラックモアあたりが最初らしいが、いわゆるロック感覚を醸しだす重要な手法であり、いまだに延々と使われている。
    【しかし、ギターリフに著作権は無いのだな。残念!】

当然ながら、当時のロックの初期衝動は“アンチ・モラル”であり、また当然ながら、それは音の“掟破り”ともリンクしていたわけだ。

余談だが、エンジニアのキース・グラントへのインタビューによると、プロコルハルムの「青い影」のドラムはメンバーのドラマーが気まぐれでさぼった?ために、スタジオの近所に住んでいるジャズ系ドラマーが急遽譜面も観ずに叩いたとのこと。
【手数が多く三連のオカズがくりかえし出てくる原因はこれだったのか!】

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by bongokid | 2005-04-17 00:36 | Column

c0033501_15878.jpgジャズドラマーの中で一番好きなプレーヤーであるエルビン・ジョーンズが昨年に亡くなっている。享年76歳。

彼のプレイを好きになったのはジョン・コルトレーンカルテット在籍時(1960年代半ば)を聴くようになってから。大胆で迫力のあるプレイと繊細さが同居していて、アクセントを自在にずらす“うねり”の出し方に大きな特徴があった。
中でも「My favorite things」(ライブ)においてのコルトレーンとのデュエットバトルは神掛かっていて、何度聴いても鳥肌が立つ。

80年代後半の来日時、東京・中野のライヴハウスで一度だけ生演奏に触れたことがよい思い出だ。
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by bongokid | 2005-04-16 01:07 | Player

マイルス・ディビスの自伝によれば、問題作でありかつ大傑作の「オン・ザ・コーナー」(1972年録音)はポール・バックマスター、スライ・ストーン、ジェームス・ブラウン、シュトクハウゼン、オーネット・コールマンらの音楽から吸収したコンセプトをまとめあげたものだそうだ。
バックマスターは当時マイルスの友人でもあった。

c0033501_842536.jpgそのポール・バックマスター、1970年代に、エルトン・ジョンの「マッドマン~」やストーンズの「スウェイ」、ニルソンの「ウイズ・アウト・ユー」などでストリングスアレンジをしている。自身チェロ奏者でもあり、低音弦を強調した重厚なサウンドがかなり印象的。(アレンジャーゆえに他にも参加曲はたくさんある。

もう上記エピソードだけで、十年来、気になり続けているのだが、ビジネスライクな映画のサウンドトラックは別にして、彼のソロ作品が存在するということを聞いたことがなかった。しかし、かすかな記憶をたどれば、一枚か二枚あるはずなのだ。たしか、ミュージックマガジンで数年前?くらいに外国盤として紹介されていたと思う。(輸入されていたかは定かでない。)
ネット上で検索しても記事がまったく出てこないわけで、とっくに廃盤になって忘れ去られているのだろう。どなたかこの件の事情に詳しい方はおられないだろうか?

(5/23 追記・・・・・5/30にUK盤で発売されるようです)
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by bongokid | 2005-04-12 21:47 | Player

c0033501_2254242.jpgこれは音楽(ジャズ)映画だが、人間ドラマとしても良く出来ている。

1950年代末、酒・ドラッグに溺れながら人種差別の激しいアメリカ合衆国からヨーロッパに逃避した黒人の老ジャズマン。
それを献身的に支える彼のファンの貧しいフランス人青年。しかし、ジャズマンは破滅街道から結局抜け出せなかった…。
こう書くと悲惨な暗い映画のようになってしまうが、それを小粋で深い叙情性のある空気感にしているのは、流れる音楽と映像美。
けしてA級作品とはいえないが、お気に入りの映画だ。

そして、ジャズの源泉はブルースということを思い知らされるのだった。
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by bongokid | 2005-04-11 22:08 | DVD

c0033501_0573473.jpgc0033501_058237.jpg1983年にオーティス・クレイのライブを観た。
1978年初来日時の大傑作ライブに続いて、この時のライブアルバムも出ていたようだが、持っていない。
たしか、FMで放送され、エアチェック(死語!!)していて、それで納得してしまったのだと思う。なにしろ古い話で記憶が定かでないが。

サザンオールスターズの「いとしのエリー」も英詞で歌ったな。(こちらが英詞「いとしのエリー」の元祖だが、だいぶ後になってのレイ・チャールズ版ほどは話題にならなかった。)

O.V.ライトの代役での初来日時、熱心な日本のサザンソウルファンから、本人が思ってもみなかった熱狂的な支持を得たオーティスは、日本がとても気に入り、おそらくファンサービスのために「いとしのエリー」を歌ったと思うのだが、他のレパートリーとのカラーの違いに、ファンとしてやや戸惑ったように思う。そこらへんがファン心理の微妙なところ。

画像は、押入れを探索したら見つかったライブ会場で購入したTシャツ(日本製)。

関連記事はこちら
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by bongokid | 2005-04-10 01:00 | Player

c0033501_11323189.jpg音楽は、西欧近代において平均律十二音階という概念が確率したわけだが、それと引き換えに微妙なナニかを失ったようだ。文明進化の功罪を今更述べる気はないが、日頃慣れ親しんだ西洋音楽を拒否したい想いにたまにかられる。

民俗音楽といっても玉石混淆ではあるが、加工されていない現地のライヴ録音、とりわけインドネシアのガムラン、アフリカのピグミー族の音楽、アラブやトルコの古典音楽などを聴く。
それぞれの背景を追求するほどのめり込んでいるわけではないが、聴くと脳神経を消毒されたような心地よさを覚える。

コウモリは高周波の超音波で鳴き合い“会話”をしているそうで、人にそれは聞こえない。その人間が認識不可能な高周波が、これらの天然アナログ音楽には豊かに含まれているそうだ。

高周波そのものは人間に聞こえないにしても、ある種の民俗音楽に内包されているのであれば、“聞こえている音楽”にも、なんらかの波及が当然あるのだろう。
しかし、あとから思いをめぐらしているだけで、はっきりと意識など出来ない。ましてやCD音源は、割り切ったデジタル音質だから物理的にもムリなハナシなのだが…。

脳神経を消毒されたような心地よさ-の分析研究はそのスジの専門家にまかせて、あとから確認すればよい。


◆聴いている音楽
・Archives de la musique turque(1)~オスマン・トルコの栄光(1905-1935)
・Archives de la musique Arabe-Vol.1~大いなる遺産アラブ(1847-1968)
・密林のポリフォニー/イトゥリ森ピグミーの音楽(VICTOR CD ETHNIC SERIES)
・神々の森のケチャ/バリ島シンガパトゥ村の合唱劇(VICTOR CD ETHNIC SERIES)
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by bongokid | 2005-04-09 11:33 | CD