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"Without You"という曲名で検索するとウェブにはたくさんの紹介ページがあって、わざわざ書くこともないかとも思ったが、とりあえず個人的な回想を。

最近ではホール&オーツがカバーしている。古くはニルソンで大ヒット。ちょっと前だとマイケル・ボルトンやマライア・キャリー。で、どのテイクが最高かっていえば、間違いなくオリジナルのバッドフィンガーのもの。
ストリングスも入っておらず、甘さを抑えたスタジオライブ風のラフなバンドサウンド。
サビの「キャンリヴ」のリヴの“リ”を伸ばさなかったり。経過音のベースラインが他のものとは異なったり。ヘンに女々しくない歌。無骨なコーラスワークやシャウト。ロック的。音のたたずまいはひょっとしたらビートルズの「ヘイ・ジュード」を意識しているかも。

c0033501_21422254.jpgこれは最初シングル盤のB面だった。1970年発売当時、深夜ラジオで流れていたのを数度聴いただけ。なんとなく躊躇していたらいつのまにか廃盤。収録アルバム「ノー・ダイス」も長期に渡って廃盤状態が続いた。もちろん、元々B面だしラジオでもかからず。記憶だけが残る。(今ではオリジナルアルバムがCDで発売されていて容易に手に入るが。)

廃盤状態が続く中で、我慢出来ずにブートレグCDに手を出したのが1990年代前半くらい。CDタイトルが「If you want it...」という、違法コピーで代表LP3枚分をまるごと収録したCD二枚組。ぼったくり価格でレコード落としの音質ながら、約20年後にやっと聴けた喜びは格別だった。


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by bongokid | 2005-03-29 21:46 | CD

c0033501_1540923.jpg本人は覚えているかどうかわからないが、以前、忌野清志郎が言っていた。
「バンドって、ドラムとベースがしっかりしていれば、ギターやボーカルはなにをやってもよいんだよ。」 名言だ。その通りだ。
もちろんこれは、あえて究極の言い切り表現を試みているわけだが、言いたいことはよ~くわかる。

バンド形態にしてもオーケストラにしてもピアノバラードであっても、リズム、ノリが気持ち悪かったらノーサンキューだ。
モタろうが走ろうがかまわない。要は気持ちよいかどうかってこと。
元々打楽器が好きだったということもあるが、自分でリズムが気持ちよくないとダメ。

メロディは、音楽を作る上で、そんなに大きな要素とは認識していない。むしろ丈夫な骨格(リズム要素)があるからこそ、結果、これでなきゃというメロディが生まれるような気がする。これは一概にはいえないだろうけど、個人的にはそんなかんじだ。

今、巷では、リズムトラックが打ち込みの音楽は当たり前に存在する。ネット上で聴かれるアマチュア/インディーズの音楽は90%?がそれだろう。
しかし、いくら綺麗なメロディであっても、ギターソロがカッコよくても、リズムコンビネーションがあまい、ノリがあまいと、「あぁ、とてももったいないなぁ」と思ってしまう。
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by bongokid | 2005-03-27 15:42 | Player

地元には日系ブラジル人の方たちがたくさん住んでいる。
近所のブラジルショップでサッカー中継のビデオを何回かレンタルしたことがあるのだが、かなりいい加減なダビングもので、サッカー部分のあとに、なぜかあちらのテレビの音楽番組が録画してあった。
しかもポルトガル語ではなく、「グラッチェ!グラッチェ!」と言うところからしてスペイン語の番組。わけがわからん。アルゼンチンかコロンビア向けなのか???
で、内容はというと、簡単に言えば「ザ・ベストテン」と「夜のヒットスタジオ」と「ヤンヤン歌のスタジオ」が混ざったようなかんじ。アイドルもベテランもあり、スタジオもライブ中継もあり。司会は精力的に早口でしゃべりまくり。
紹介される音楽はというと、これがリズムの大洪水!!!シンコペーションの嵐!!!客は踊りまくり!!!それも一曲がみんな長い。10分から15分がほとんど。ひたすら体を揺らす。休まない。延々と繰り返す。正直言って、いつのまにかキモチヨイのを通り越してつらくなってきた。まさにカルチャーショック!


c0033501_21312439.jpg日本人は(自分も含めて)外国の音楽をつまみ食いするのが得意だが、生活に根ざしたあちらの大衆音楽に本気で接した場合、時に慣れるのが容易でないものだ。なにせ、基盤にある生活習慣も体力も価値観もまったく異なるわけだから。あと食い物も。

めちゃカッコイイのに出会っても実生活となにもつながっていないなぁと、音楽を聴いていて思う時もある。
PRINCEの音楽を、日本国東関東の木造の自分の部屋で、海の向こうの音楽として聴くのと、N.Yのブルックリンのアパートで自国のコンテンポラリーな音楽として聴くのとでは、(同じ音楽でも)リアルな空気感はまったく異なるだろう。
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by bongokid | 2005-03-23 21:34 | Column

例によってMUSIC MAGAZINEの4月号を購入。読み物も盛り沢山だが気になる新譜もちらほら。

■「グエロ/BECK」(CD)
最高傑作らしい。今までBECKの作品は単品で少し聴いたことがあるだけだが、気になってしょうがない。

■「ザ・ブルース ムーヴイー・プロジェクト コンプリート」(初回限定7枚組DVD)
マーチン・スコセッシが制作総指揮のブルース映画7本のボックス。ブルースの全体像を知ることはもちろん、ブルースミュージックがどんな影響をポピュラーミュージック全体に及ぼしたかを知る意味でも興味はつきない。んが、2万7千930円である。(苦笑)どうしよう~。単品でも発売されるそうだが、その場合ボーナスディスクは観られない。

■「ワンステップ・フェスティバル1974」(DVD)
1974年、郡山で行なわれた歴史的ロックフェスの記録映画。CDも同時発売で4枚組。昨年だったかにNHK総合のアーカイブで放映されビデオに録画したんだけど、それはほんの一部だった。四人囃子、沢田研二、(デビュー当時の)ダウンタウンブギウギバンドなどの映像は観たい。キャロルが未収録なのは残念。

■「ソウル・トゥ・ソウル」(DVD+CD)
1971年アフリカ・ガーナにおける米国ソウルミュージックのライヴ記録映画。出演はウィルソン・ピケット、アイク&ティナターナー、ステイプル・シンガースなど。これも一部の映像はすでに観たことがある。
アーティストも聴衆もブラックなわけだがその文化はまったく異なるわけで、つまり、アメリカに移住した日系人の末裔のアーティストが成功して日本でコンサートを演った-ということと似ているか???
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by bongokid | 2005-03-20 15:43 | Column

c0033501_21374683.jpgディープなソウルミュージックを聴き始めたのは1977年くらいで、O.V.ライトのLP「イントゥ・サムシング」をリアルタイムで聴いたのが最初だった。これを聴いて心が打ち震えてしまったのだった。(それ以前にはアル・グリーンの“レッツ・ステイ・トゥゲザー”をヒット曲として好きだった程度)
その後、サザンソウルを中心にいろいろ聴いていたのだが、大のお気に入りをあと三枚挙げるとしたら、、、
■オーティス・クレイの「ライヴ」=初来日時の二枚組み大傑作c0033501_1342241.jpg
■オーティス・レディングの「ライヴ・アット・モンタレーポップフェスティバル」
そしてそして、■サム・クックの「ライヴ・アット・ハーレムスクエアクラブ1963」ということになる。

“ライヴを代表作として挙げるのは邪道”という考え方もあるらしいが、そんなのは無視しよう。別にその筋の研究家でもなんでもないしね。

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by bongokid | 2005-03-19 00:34 | CD

25年前くらいに、ふと思ったものだ。いろんな付属機能はいらないから、100年間回転ムラのないカセットデッキ、100年間回転ムラのないレコードプレーヤーがあればよいなと。しかし、それは意味がないこと。接触する部分は確実に磨耗するからだ。
そこで、こんなものがある。針のない(非接触光学式)レコードプレーヤー。世界で唯一というから大したものだ。

CDが当たり前の世の中だから一部のマニアにしか重宝されないようで、実売価格は50万円~100万円。
今となってはあり得ないが、もしCDなどのデジタルオーディオがこの世に存在していなかったら、今頃2,3万円で売られていたはず。
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by bongokid | 2005-03-18 00:07 | Column

そんなのどうでもいいじゃん、と思う人は読まないでください。(笑)

ブルースブラザースというコンビが存在し、「ブルースブラザース」という映画がある。演っているのはブルースフォームの曲はあれど、ほとんどソウルミュージックレビューだ。

以前VHSやLDで発売されていた「スーパーセッション1/B.B.キング&フレンズ」(廃盤)というテレビショーの映像がある。DVDで再発されたかな?
出演アーティストをみると、ブルース系アーティストに混ざって、グラディス・ナイト、エタ・ジェイムス、チャカ・カーン、ビリー・オーシャンなどが出ていて、往年のソウルミュージックを歌っている。しかし、ホストのB.B.は“ソウル”とは一言も言わずに、“ブルース”という単語を何度も発している。

これらはいったいどういうことなのだろうか?俗に言う“リズム&ブルース”や“ソウルミュージック”も広義で解釈すると“ブルース”に含まれるということなのだろうか?としたら、本来のブルース(の本質)からは乖離してしまい、かえって誤解を生みやしないか?
「ブルースブラザース」を観てブルースを知るきっかけになった、という若い方もおられるが、あれをブルースと言ってしまって良いものなのかと、ふと疑問に思うのだった。
断っておくが、ブルースブラザースもB.B.キング&フレンズのテレビショーもbongokidは大好きだ。これこそ誤解なきよう。
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by bongokid | 2005-03-17 00:24 | Column

“バンド”という形態に、ある種の幻想がある。
まぁ、言葉で説明するのはもどかしいが、テクニックや音楽的ボキャブラリーを越えて、心が通い合い、一塊りに球状になって転がっていく-そんなイメージだ。
グチャグチャグニョグニョに絡み合い、どこにもない魂の塊、それがバンド。
バンドのある種の理想型と思えるのが、「ラストワルツ」までのザ・バンド、ローリングストーンズ、ニールヤングwithクレージーホース。そして、スプリングスティーンのEストリートバンド。
喧嘩しようが、泣かされようが、それぞれ好き勝手にやろうが、いつまでたってもうまくならなくとも、また始まれば唯一無二のその音がちゃんと出てくる。しかも現役感覚バリバリ。

スプリングスティーン&EストリートバンドのヴィデオBlood Brothersで、バンドのメンバーが名言を吐いている。
《歌のバックとは、曲そのものの中で、いかにスペースを見つけるかだ》
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by bongokid | 2005-03-15 00:17 | Player

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1984年にN.Y.の古本屋で偶然みかけて購入したブルースブラザースの公式本と映画の中で使われたものと同じ付録のポスター。公式本は登場人物の詳細なプロフィール(あくまでも映画の中においての生い立ちやエピソード)が写真入でもっともらしく書かれている、ようだ。
英語がわかればいろんなジョーク(たぶんたくさんあるはず)も楽しめるのだろうが、残念ながらよくわからない。(苦笑)
ポスターの二人の右肩のライン自体が、署名になっているのがお分かりいただけるだろうか?

この映画は映画館で2回観て、レーザーディスクを購入したのだった。何回観ても飽きない。
詳細はいろんなブログに書かれているから省略するが、最高のエンターテイメント!
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by bongokid | 2005-03-13 00:17 | Player

最も好きな映画にロバート・デニーロ主演のタクシードライバーがある。監督はマーチン・スコセッシ。スコセッシはロックドキュメンタリーラストワルツの監督でもある。

密かに大好きな歌手にアイルランド人のヴァン・モリソンがいる。ラストワルツでも「キャラバン」を熱唱していた彼のアルバムは、数枚持っている。

タクシードライバーの最初の15分間はヴァン・モリソンのアストラル・ウィークスに触発されたもの》
そんな逸話がだいぶ前の「レコードコレクターズ」に書かれていた。
それぞれはなんの関連づけもなく、まったく別のこととして20年以上前から気に入っていたわけで、こんなつながりがあったとは!
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by bongokid | 2005-03-12 01:10 | Column