カテゴリ:Column( 50 )


c0033501_2334187.jpg初めてレゲエを意識して聴いたのは1975年くらいのウェイラーズだったと思う。レゲエ以前のスカを初めて聴いたのはもっとあとになってから。
スカはダンスミュージックであり、わりと単純な2ビートだが、1970年代にレゲエになってからの頭抜きでゆったり船を漕いでいるような重いリズムはかなりの衝撃だった。

80年代になってからはベースもベードラも頭に入るようになり、3拍目もスネアになった。これはおそらくレゲエが8ビートや16ビートのコンテンポラリーなリズムに近づいた結果で、ダンスミュージックとしての商業的な意味合いもあると思う。
個人的には、やはり"ベースは頭抜きでベードラとリムショットが三拍目"の、重くゆったりのアレが好き。

たとえば、マトゥンビなど典型的です。名曲揃い。


そして本来レゲエは、夏向きのトロピカルミュージックではけしてないのだ。
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by bongokid | 2017-03-04 22:00 | Column

c0033501_21155538.jpgロックのロの字を知った頃(1970年)に出会ったバンドはというと、フリー、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、レッド・ツェッペリン、シカゴ・トランジット・オーソリティ、ユーライア・ヒープ、ブラック・サバスなどなどである。そして、大音量で度迫力のハードロックでありながら、いちばんとっつきやすかったのは、アメリカの三人組グランド・ファンク・レイルロードであった。(のちに4人組)

今、改めて聴くと、大味な曲調とある種の古くささは否めず、洗練されたアーティスティックなものを好む音楽ファンからは見向きもされない?だろうが、個人的には、彼らからのハードロック原体験の恩恵は計り知れないものがある。

極めつけの代表作である2枚組ライブLP(現在は一枚CD)は友だちが持っていたので買わなかったが(当時の中学生の小遣いからして友人と同じものを買わないのが当たり前で、ずっとあとにCDで購入)、

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「グッドマンズ・ブラザー」「ハートブレイカー」「インサイド・ルッキング・アウト」が収録された33回転コンパクトEP盤を夢中で聴きまくっていた。結局、盤が磨耗してしまい同じものを再度買ったほどだった。

というわけで、試しにネットで検索してみたらオフィシャルサイトがあるではないか。そして今でも現役♪
2005年、オリジナルメンバーに二人のサポートを加えたツアーが地道に行なわれているようだ。
オフィシャル・サイトには、最近のライブ映像と1969~70年頃のボーナストラック(MP3)が数曲、無料で置いてあった。御馳走さま!
現在では、ドラムとボーカルのドン・ブリューワーはすっかり白髪(銀髪?)で声も細くなっているが、ギターとボーカルのマーク・ファーナーは相変わらずである。

(ポップな味わいが強くなった)キーボードが加わってからのライブ映像(現在廃盤)は市販されていたが、オリジナル三人組当時の公式な映像は未だに発表されていない。数多くのロックフェスティバルやコンサートに出演している(レッド・ツェッペリンの前座もあり)のに…。密かに期待しているのだが、無理かな。
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by bongokid | 2017-03-02 21:16 | Column

c0033501_2115291.jpgレコードコレクターズ11月号の特集は、“FREE”。
「ライヴ アット ザ BBC」のCDや「フォーエヴァー」という二枚組DVDが発売されることに因んでのもの。11月1日に日本盤が同時発売されるので、間違いなく購入するでしょう!

さて、70年代後半の頃、密かに思っていたことがある。
それは、フリーはレゲエの影響を間接的に受けているのでは?ということ。実際にレゲエ的なリズムを使っているわけではないので、直接の影響は見えない。
しかし、ゆったりと船を漕いでいるような間のある独特のグルーヴ感になんとなく“におい”を感じていたのだった。
当時、そんなことを周囲に言っても変に思われるだけだったが、一人の友人だけが「そういえば彼らはアイランド・レーベルだね」と理解してくれた。
そう、元々レゲエを中心とした音楽を紹介する意味合いのあったアイランド・レコード(クリス・ブラックウェルが立ち上げた)に、なぜかフリーとトラフィックは所属していたのだった。
だから、いち早くジャマイカの新しい音楽=レゲエに触れていたと考えても不自然ではない。

そんな思いを裏付けるアンディ・フレーザー(サウンドメイクの実質的リーダーだったベーシスト)へのインタビュー記事がレコードコレクターズ11月号に掲載されている。
60年代後半に生まれたハード・ロックが、全般的にスピードとパワーを強調する方向に向かっていた中で、フリーのテンポとタイミングは異質だったのはなぜか?という問いに、「リズム&ブルースやブルースと共にレゲエも好きだったからかもしれない」と答えている。

やっぱりそうだったんだ!と心の中でガッツポーズをしたのは言うまでも無い。

過去の関連記事「フリー(Free)伝説の初来日公演1971」
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by bongokid | 2006-10-14 21:19 | Column

と言ったら大げさかもしれないが、3つか4つのコードで延々と繰り返す心地よさがある。
乗ってきたらいつまでも続きそうなかんじ。
他にもあるだろうけど、ふと頭に浮かんだ。

ヘイ・ジュード(ビートルズ)
キャン・アイ・プット・ユー・オン(エルトン・ジョン)
スウェイ(ローリング・ストーンズ)
悪魔を憐れむ歌(ローリング・ストーンズ)
ドゥ・ユー・フィール・ライク・ウィ・ドゥ(ピーター・フランプトン)
ステイ・ウィズ・ミー(フェイセズ)
フリー・バード(レーナード・スキナード)
レット・ザ・サンシャイン・イン(フィフス・ディメンション)
人間なんて(吉田拓郎)
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by bongokid | 2006-04-27 00:27 | Column

ブルース・スプリングスティーンのファンサイトのリンク集の中に、スプリングスティーンの古い友人でニュージャージーを拠点に長年活躍しているサウスサイド・ジョニーのサイトがあった。行ってみると、相変わらず地道にパブやライブハウスや学校のイベントなどに出演しているらしい。
で、彼のスケジュールの中に「B.B. King Blues Club & Grill」というのを見つけてクリック。
おそらくBBキングが経営しているクラブだろうが、ライブスケジュールを見るとブルースバンドが意外と少ない。
しかも、キース・エマーソンだのカール・パーマーだのリック・ウェイクマンなんてのもある。ラヴィン・スプーンフルもいるし、モントローズもいるし、アイス・キューブパブリック・エネミーもいる。
ムチャクチャだな、こりゃ。お!「名前のない馬」のアメリカもいるし、ジェファーソン・エアプレインもいるし、ロビン・トロワーもいるし、デイブ・メイソンもいるし、ジェームス・ブラウンもいるし、チャック・ベリーも・・・キリがないぞ。

どのバンドもオリジナルメンバーはほとんどいないだろう。
みんな、ジーサマになっても、昔の栄光を背負い、こうやってクラブ回りで楽しく?生活しているのね。ご苦労様です。まぁ日本でもあるけどね。

あとは、ビートルズやなんやらのトリビュート・バンドも数多く出演している。
そして、アッタアッタ!ブルース・スプリングスティーンのトリビュート・バンド!音源も公開されていて、ボーン・トゥ・ランのコピーを聴けた♪(つまらなかったけど笑)
で、彼らのサイトがあるようでリンクをたどってみた。 
トップページに「プライベートパーティに出張営業いたします!ご連絡ください」なんてある。需要があるのかぁ~!(笑)

まぁ、これだけでもお腹いっぱいだが、アメリカにはこのようなシチュエーションが数え切れないくらいあるのだろう。
以前、「プラターズ」が全米に5組あって、同時にライブをやっていた~なんて笑い話もあったな。だれがオリジナルメンバーかわからないしなぁ。。。

よく言えば、ショービジネスの本場で根っこが太いということだが、言い方を換えれば、懐かしの演歌歌手を町の公民館で観るようなもので、ロックンロール/ブルースの本場アメリカならではの田舎臭さがプンプン臭うのだ。
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by bongokid | 2006-04-23 23:54 | Column

c0033501_2133972.jpgしばらく更新していませんでした。別名義でやっている作・編曲に没頭していて音楽を楽しむ余裕がありません。そんな中でも、迷わず購入したのは下記の数々。未だに未聴多し。

■「不滅の男/エンケン対日本武道館」の映画(DVD)
大昔からの大ファンです。エンケン(遠藤賢司)は絶対的な孤独の中で魂を猛爆発!
音楽を超えた音楽。もうこれ以上の崇高な自作自演は世の中にないかもしれない。大げさでなくそう思う。

■「にゃあ!」 / 遠藤賢司(CD・未聴)

■「ロック画報15 特集=遠藤賢司デビュー35周年(付録CD付)
エンケンファンのバイブルですね。2004年に発行されたもの。

■「The CELLAA DOOR CESSION 1970 / MILES DAVIS」(CD)

■「LIVE AT THE HALF NOTE 1965 / JOHN COLTRANE」(CD)

■「MORPH THE CAT」 / DONALD FAGEN(CD・)

■「晩餐」 / フード・ブレイン(CD)
陳信輝、柳田ヒロ、加部正義、つのだひろによる1970年の録音。
数年前のリイシュー時、うっかり買いそびれて手に入らなかった。
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by bongokid | 2006-04-10 21:34 | Column

小笠原諸島には白人のコミュニティがあり、日常会話を日本語で話していることは、余り知られていない。

あれこれ考える以前に、その事実を知った驚きはかなりのものだった。
そもそも“小笠原”などと漢字の地名がついているから日本固有のイメージがあるが、元は無人島で無国籍だった。
19世紀初めに米国人セーボレー(白人)たちが漂着して定住した。その後日本人も移住し、明治8年に日本領土となり、東京府下の一地域扱いになった。
ちなみに、“小笠原”という地名は日本人探検家の苗字からとられたそうだ。

白人と日本人が混じり合って生活していたが、第二次世界大戦時に日本人は強制的に本土に帰され、戦後は日本に返還されるまで、沖縄同様に米国の施政下におかれた。

戦前は農業も盛んだったらしいが、現在は観光業と自給自足のための漁業しか行われていない。180年前に定住したセーボレー一族の末裔は、槍で魚を捕る伝統漁業をしながら暮らしていた。

世代間で日米の影響力の差は当然ある。若い世代は日本返還後に日本語教育を受けているが、米国に渡る人々も多い。

70歳を越えた白人の老人はかなりの程度で“日本人”で、もちろん日常会話は日本語だ。

~レモンの林~

若い二人は離れているけれどでネ 
約束しましょう また逢う日の夜に
若い二人は人目が恥ずかしいでネ 
レモン林で隠れて話しましょう 

レモン林の甘い香りの中で 
キッスをしたのをお月様が見てた 

平和になったら二人でカボボしてでネ 
新婚旅行は東京(※)へ行きましょう


こんな歌詞の民謡がある。
海岸で、シワまみれの老人が照れくさそうに口ずさんでいた。

小笠原を特集したテレビドキュメントを見てから数年が経過したが、この歌の入ったCDは存在するようで、小笠原の島唄CD「葉から芽」CRCM-40062 がそれ。

※実はネットで調べたら「東京」は「父島」になっていた。正式?には「父島」なのかな。。。だた、テレビで観たときの老人は間違いなく“東京”と唄っていた記憶がある。それはおそらく替え歌、もしくは亜流なのかもしれない。
白人の老人が“東京”と唄っているところになにか奥深いものを感じた。
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by bongokid | 2006-01-27 20:55 | Column

紅白歌合戦を観なくなって何年かな?少なくとも15年くらい?典型的なNHKの娯楽番組で興味がまったくわかないのだ。
視聴率が一番凄かった時で70%くらい。昭和のある時期は家族全員がコタツに入ってこれを観て年を越していたが、近年は世代間ギャップや娯楽の選択肢の分散で、紅白だけが特別なものでは全くなくなっている。昨年の視聴率は過去最低の約40%弱。それでも40%ってのは凄いが…。
さて、今年はスキウタというものを全世代の視聴者から抽出したそうで、その中にモーニング娘。の「LOVEマシーン」が入っていた。超不況の時代に元気をもらった、という30代の支持が圧倒的に多かったとか。

世代は異なるが、実は「LOVEマシーン」は大好きだった。シングルCDを買ったほどなのだ。紅白では新旧のメンバー総出演でパフォーマンスするそう。う~む、これだけでも観ようかな。
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というわけで、観ましたよ。
元気があってよかったです。(笑)
しかし、これに限らずミックスが気に入らないね。PAが不調だったのかな?
ボーカルがデカけりゃそれでオッケーってかんじ。バックがオフ気味。
せめてベースとドラムをちゃんと出せよ!って言いたい。
まぁ、エヌエチケイの紅白にそんな文句を言ってもしょうがないけど。
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by bongokid | 2005-12-31 21:33 | Column

c0033501_22475350.jpg本日、地元で発売された1月号の特集は毎年恒例の「ベスト・アルバム」。
つまり、2005年に発売されたすべて?のポピュラーミュージックの新譜から、音楽ライター、音楽評論家が各ジャンルごとに選出したベストアルバムが数枚ずつ紹介されているわけです。

毎年のことではあるが、各ジャンルからベストということで選ばれたものだけでも膨大な作品数で、正直言って途方に暮れます。観たことも聴いたことも無い優秀なアルバムが世の中にはこれだけあるのだなぁ~と。
旧譜だけでも大変な数なのに、ポピュラー音楽の新譜全般にわたってさらに興味を持てる人は、いったいどれだけいるのでしょうね?

ちなみに、選出されている中で自分が持っているものは、音楽DVD部門の「フェスティバル・エクスプレス」のみ、という情けない結果でした。
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by bongokid | 2005-12-20 22:49 | Column

ロックミュージックという範疇で考えると、この世代は「ヒッピー文化は廃れてビートルズも解散する頃にロックミュージックに出会い、パンクの頃はすでに歳をとり過ぎていた、中途半端な世代」と、言われることがある。そう、確かに・・・、そんな気もする。

しかし、(中学生としてはちょっと背伸びをしなければならなかったが、)幸いにも70年代前半のロック黄金期にはかろうじてリアルタイムで接することが出来た世代でもある。

好奇心の旺盛な時期にリアルタイムで接したとはいえ、メディアからの情報も、また自由に使える金も著しく乏しい時期であったわけで、好奇心を満たせない思いを少なからず抱きながら過ごしていたのも事実だ。(まぁ個人差は大いにあるでしょうが。)

そして30数年が過ぎた現在、テクノロジーの驚異的な進歩とともに、ロック黄金期の情報は容易に手に入り、当時の音源や映像はこれでもかと氾濫している。
もう出ないだろうと思ったところで、またまた“幻の”フィルムや“幻の”オープンリールテープが発掘され、デジタル編集が施されて発売されたりもする。そして、少々の金を払えば簡単にそれらに接することが出来るのだ。

これはロックミュージックが音楽産業として成熟した証でもあり、素直に幸せなことと実感する。
しかし、それと同時に、その魅力に囚われれば囚われるほど、カウンターカルチャーとポピュラーミュージックが寄り添った特別な時代は二度とやってこないのだろう、とも思えるのだ。



c0033501_21465736.jpgちなみに、個人的にリアルタイムで購入した最初のロック系のLPは『ジョン・レノン(ジョンの魂)』でした。
大した思い入れも無く、なぜ購入したかはよく覚えていないです。
「ゴッド(神)」という曲で、“Dream is over”と歌われても、実感などまったく無く、子供心に戸惑ったように記憶しています。
この作品のよさを理解できたのは、数年経ってからでした。
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by bongokid | 2005-11-14 21:51 | Column