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c0033501_1162635.jpgフリーを知ったのは、「オールライト・ナウ」がそこそこ日本でもヒットし、深夜ラジオの音楽番組でそれを聴いたことからでした。そして最初に購入したLPはあの「ライブ」。聴きまくりました。
最後の曲(スタジオ録音)の「Get Where I Belong」が流れると、まるでドキュメント映画のエンドロールのような錯覚を覚えたものです。
※今、購入できるCDはボーナス・トラックがそのあとに入っているので、個人的にはちょっと違和感があります。

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その「フリー/ライブ」が日本で発売される約二ヶ月前の1971年の4月下旬に、ポール・コゾフ、サイモン・カーク、アンディ・フレーザー、そしてポール・ロジャースの4人が初来日。
オーストラリアとアメリカに向かう前で滞在は約一週間。わずか二回のライブを行っている。(実はその合間に山内テツなどとスタジオセッションをやっていて、のちの第二期フリーにつながっている)

最初が4月30日で、一ツ橋の共立講堂。“ロックカーニバル♯4”というイベントの中で演奏。

1.Fire And Water
2.Stealer
3.I'm A Mover
4.Be My Friend
5.All Right Now
6.Heavy Road
7.The Highway Song
8.My Brother Jake
9.Soon I Will Be Gone
10.Mr.Big
11.Ride On Pony
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12.Cross Road

最高のステージで、サイモン・カークがヒート・アップし、演奏終了後に失神してしまったそうだ。

二回目は5月1日の深夜(2日の早朝)、大手町のサンケイ・ホール。
出番は夜中の3時半!
2度目のアンコールのあと、時間がオセオセで、最後の出演者である成毛滋グループ(ドラム:角田ヒロ)のセッティングをしたいスタッフと、再度演奏しようとしたメンバーたちとの間で意思疎通がうまくいかず、結局3度目のアンコールはギターの音が出ずに中断され・・・苛立ったメンバーたちはマイクを投げたりスピーカーを突き破ったりと暴れたそう。(汗)

5月3日オーストラリアへ
しかし、バンドはオーストラリア滞在途中で空中分解。アメリカ公演もキャンセルと・・・。
つまり、ここで一度解散しているのだが、その後「フリー・アット・ラスト」は制作され、発売されている。

(以上、ニューミュージックマガジン1971年6月号の記事を参考にしました。)

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実は15年前くらいに、共立講堂のブート・カセットを手に入れて聴いたのだが、音質が聴くに堪えないもので、残念ながら雰囲気はあまりつかめなかったです。

ワイト島でのライブを多く含む「ライブ&モア~ポール・コゾフに捧ぐ」というレーザーディスクで1970年のライブ映像を観ることができますが、今は廃盤のようです。
当時のコンプリートなライブ映像、観たいけどあるわけないでしょうね。
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by bongokid | 2006-01-07 01:19 | Player

ローリングストーンズの最新ライブ映像を、東芝EMIのページ(中段やや下)で見てきた。ミックがテレキャスターでスライドギターを弾いている。
ミック・ジャガーって、当たり前にボーカリストとして認知されているが、時にギターもハーモニカもピアノもちゃんとやってしまう。スライドならロン・ウッドの専売特許のはずだが、それにしても、どういういきさつでこういうアイデアが生まれるのかとても興味がありますね。

余談だけど、ブルース・スプリングスティーンにしても桑田佳祐にしても、バンドの専任ギタリスト(オリジナルメンバー)よりギターがうまかったりする。ミック・ジャガーの本気のギターソロも実は凄かったりして?
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by bongokid | 2005-09-02 22:23 | Player

c0033501_15878.jpgジャズドラマーの中で一番好きなプレーヤーであるエルビン・ジョーンズが昨年に亡くなっている。享年76歳。

彼のプレイを好きになったのはジョン・コルトレーンカルテット在籍時(1960年代半ば)を聴くようになってから。大胆で迫力のあるプレイと繊細さが同居していて、アクセントを自在にずらす“うねり”の出し方に大きな特徴があった。
中でも「My favorite things」(ライブ)においてのコルトレーンとのデュエットバトルは神掛かっていて、何度聴いても鳥肌が立つ。

80年代後半の来日時、東京・中野のライヴハウスで一度だけ生演奏に触れたことがよい思い出だ。
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by bongokid | 2005-04-16 01:07 | Player

マイルス・ディビスの自伝によれば、問題作でありかつ大傑作の「オン・ザ・コーナー」(1972年録音)はポール・バックマスター、スライ・ストーン、ジェームス・ブラウン、シュトクハウゼン、オーネット・コールマンらの音楽から吸収したコンセプトをまとめあげたものだそうだ。
バックマスターは当時マイルスの友人でもあった。

c0033501_842536.jpgそのポール・バックマスター、1970年代に、エルトン・ジョンの「マッドマン~」やストーンズの「スウェイ」、ニルソンの「ウイズ・アウト・ユー」などでストリングスアレンジをしている。自身チェロ奏者でもあり、低音弦を強調した重厚なサウンドがかなり印象的。(アレンジャーゆえに他にも参加曲はたくさんある。

もう上記エピソードだけで、十年来、気になり続けているのだが、ビジネスライクな映画のサウンドトラックは別にして、彼のソロ作品が存在するということを聞いたことがない。しかし、かすかな記憶をたどれば、一枚か二枚あるはずなのだ。たしか、ミュージックマガジンで数年前?くらいに外国盤として紹介されていたと思う。(輸入されていたかは定かでない。)
ネット上で検索しても記事がまったく出てこないわけで、とっくに廃盤になって忘れ去られているのだろう。どなたかこの件の事情に詳しい方はおられないだろうか?

(5/23 追記・・・・・5/30にUK盤で発売されるようです)
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by bongokid | 2005-04-12 21:47 | Player

c0033501_0573473.jpgc0033501_058237.jpg1983年にオーティス・クレイのライブを観た。
1978年初来日時の大傑作ライブに続いて、この時のライブアルバムも出ていたようだが、持っていない。
たしか、FMで放送され、エアチェック(死語!!)していて、それで納得してしまったのだと思う。なにしろ古い話で記憶が定かでないが。

サザンオールスターズの「いとしのエリー」も英詞で歌ったな。(こちらが英詞「いとしのエリー」の元祖だが、だいぶ後になってのレイ・チャールズ版ほどは話題にならなかった。)

O.V.ライトの代役での初来日時、熱心な日本のサザンソウルファンから、本人が思ってもみなかった熱狂的な支持を得たオーティスは、日本がとても気に入り、おそらくファンサービスのために「いとしのエリー」を歌ったと思うのだが、他のレパートリーとのカラーの違いに、ファンとしてやや戸惑ったように思う。そこらへんがファン心理の微妙なところ。

画像は、押入れを探索したら見つかったライブ会場で購入したTシャツ(日本製)。

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by bongokid | 2005-04-10 01:00 | Player

c0033501_1540923.jpg本人は覚えているかどうかわからないが、以前、忌野清志郎が言っていた。
「バンドって、ドラムとベースがしっかりしていれば、ギターやボーカルはなにをやってもよいんだよ。」 名言だ。その通りだ。
もちろんこれは、あえて究極の言い切り表現を試みているわけだが、言いたいことはよ~くわかる。

バンド形態にしてもオーケストラにしてもピアノバラードであっても、リズム、ノリが気持ち悪かったらノーサンキューだ。
モタろうが走ろうがかまわない。要は気持ちよいかどうかってこと。
元々打楽器が好きだったということもあるが、自分でリズムが気持ちよくないとダメ。

メロディは、音楽を作る上で、そんなに大きな要素とは認識していない。むしろ丈夫な骨格(リズム要素)があるからこそ、結果、これでなきゃというメロディが生まれるような気がする。これは一概にはいえないだろうけど、個人的にはそんなかんじだ。

今、巷では、リズムトラックが打ち込みの音楽は当たり前に存在する。ネット上で聴かれるアマチュア/インディーズの音楽は90%?がそれだろう。
しかし、いくら綺麗なメロディであっても、ギターソロがカッコよくても、リズムコンビネーションがあまい、ノリがあまいと、「あぁ、とてももったいないなぁ」と思ってしまう。
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by bongokid | 2005-03-27 15:42 | Player

“バンド”という形態に、ある種の幻想がある。
まぁ、言葉で説明するのはもどかしいが、テクニックや音楽的ボキャブラリーを越えて、心が通い合い、一塊りに球状になって転がっていく-そんなイメージだ。
グチャグチャグニョグニョに絡み合い、どこにもない魂の塊、それがバンド。
バンドのある種の理想型と思えるのが、「ラストワルツ」までのザ・バンド、ローリングストーンズ、ニールヤングwithクレージーホース。そして、スプリングスティーンのEストリートバンド。
喧嘩しようが、泣かされようが、それぞれ好き勝手にやろうが、いつまでたってもうまくならなくとも、また始まれば唯一無二のその音がちゃんと出てくる。しかも現役感覚バリバリ。

スプリングスティーン&EストリートバンドのヴィデオBlood Brothersで、バンドのメンバーが名言を吐いている。
《歌のバックとは、曲そのものの中で、いかにスペースを見つけるかだ》
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by bongokid | 2005-03-15 00:17 | Player

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1984年にN.Y.の古本屋で偶然みかけて購入したブルースブラザースの公式本と映画の中で使われたものと同じ付録のポスター。公式本は登場人物の詳細なプロフィール(あくまでも映画の中においての生い立ちやエピソード)が写真入でもっともらしく書かれている、ようだ。
英語がわかればいろんなジョーク(たぶんたくさんあるはず)も楽しめるのだろうが、残念ながらよくわからない。(苦笑)
ポスターの二人の右肩のライン自体が、署名になっているのがお分かりいただけるだろうか?

この映画は映画館で2回観て、レーザーディスクを購入したのだった。何回観ても飽きない。
詳細はいろんなブログに書かれているから省略するが、最高のエンターテイメント!
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by bongokid | 2005-03-13 00:17 | Player

“ヴェルベット・アンダーグラウンド”という名前のバンドがあることを知ったのは70年代後半くらいかなぁ。
たしかラジオの音楽番組(名前失念)で-三大バンド特集-といのがあって、その三大がビートルズ、ローリングストーンズ、そしてヴェルベット・アンダーグラウンド(以下V.A.)だったのだ。
「え?なんじゃそれは? 知らんよ、そんなバンド」ってなかんじ。
なにしろ、それまでラジオで曲を聴いたことがないし、シングルヒットも無し。レコードもちゃんと発売されていたのかもわからない。(日本発売されても即廃盤?)
で、その番組でかかっているものを聴いても、なにが良いのかさっぱりわからない。ダミ声とヘタクソな演奏で地味~な印象だけが残った。

それから月日は流れ1980年代後半、友人の家でV.A.のレコードを聴かされ衝撃を受ける。退廃と混沌!激しくてもどこか冷めきっているようなチープな音像。。。でもって、ミュージシャン気質がなく、アーティスティック。
(余談)ドラムの音が変わってるなぁ、と思っていたら、モーリン・タッカーはなんと!ベードラを使っていなかったのだった。

恥ずかしい話だが、音が隙間がなく埋めつくされ、キャッチーでもって大げさにドラマチック、そんな大味な音楽を好んでいた時期も昔あった。しかし、いろんな音楽に出会い、その逆もあること知り、隙間やゆらぎの面白さ、楽しさ、かっこよさを感じ取り、むしろそっちのほうがイイなと思うようになった。

ロック好きな人の部屋にV.A.の“バナナ”がおいてあるかないか-ということがある種の目安になる-かつてそんなことを言っている人がいた。なるほどなるほど♪なんの目安かって?まぁどうでもいいんだけど、わかる人にはわかるハナシだ。

The Velvet Underground - Sister Ray

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by bongokid | 2005-03-03 23:12 | Player

ジャズといわれている音楽のなかでは、Miles Davisがいちばん好きだ。すごい!と思うことがたくさんありすぎて…しかも様々な媒体で語り尽くされている。


彼のフレーズは流暢ではない。もっとテクニックのある人はたくさんいる。しかし、ぷ~ぅぅぅうううぅぅぅぅぅぅとロングトーンをやっただけで完全にこちらは打ちのめされる。そして、いかに吹かずに表現出来るか という逆説的な"間"の美学がある。

c0033501_22324712.jpg時代によってスタイルが異なり、もちろんそれぞれに良さがあるけれど、アフロアメリカンとしてのアイデンテティに裏打ちされた60年代後半から70年代前半のいわゆる“エレクトリックマイルス”は異端でかつ王道、進歩的でしかも原点(アフリカ)回帰-という二律背反をやってのけた。
保守的なジャズ・ファンは発表当時困惑したようだが、いくつかある代表的な作品の中でいちばん好きなのは、ON THE CORNER そしてDARK MAGUS
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by bongokid | 2005-02-23 22:50 | Player