カテゴリ:DVD( 26 )


c0033501_117471.jpgザ・コミットメンツは大のお気に入り。
アイルランドのワーキングクラスの文化も垣間見られるし、バンドの維持における悲喜こもごももバンド経験者には大いに共感できるし、音楽も最高だし。(Try a little tenderness!!)
コミカルな部分も散りばめながら"soul"を感じる音楽(青春)映画の傑作。
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by bongokid | 2005-04-06 01:20 | DVD

c0033501_22292057.jpg江戸アケミ率いるじゃがたらのドキュメントDVD「この~!!ッ(もうがまんできない)」を観た。一言で言えば、とびきり楽しく、そしてとても悲しい。

じゃがたら(JAGATARA)のCDは10年前くらいに後追いで数枚購入し、毎日よく聴いていたのだが、不覚にもいつしか未整理の膨大なCD在庫の中で埋もれてしまっていた。
じゃがたら及び江戸アケミのことは、ネットで検索すればいくらでも説明がある。
このDVDは1987~89年の貴重なライヴ映像とボーカリスト江戸アケミの長時間インタビューの記録だ。詳細はミュージックマガジン2005年2月号丹羽哲也氏の解説にある。DVD自体のライナーも充実している。

じゃがたら/江戸アケミに出会った衝撃は、ジョン・レノン(ジョンの魂)、頭脳警察(ファースト)、ジャックス(ジャックスの世界)に出会って以来のものだったように思う。

ロックンロールはポーズでもなく、単なる音楽ジャンルでもなく、それは「生きること」と同義である、と、彼の不器用で誠実なパフォーマンスは訴えかけていた。(早川義夫言うところの)“カッコイイこと”がどれほどダサイことなのか、ということも内包されていたように思う。

だからといって、メッセージ性重視で音楽的な要素が無かったかといえば、そんなことはない。パンクとレゲエとロックンロールとブルースとアフロファンクがほどよくブレンドされたグルーヴィな音楽だった。
それは無論、表面上の音楽スタイルの模倣に止まらず、その向こう側にあるとても特別ななにかを直感的に捉え、かつ共感していた証だった。しかし、その方法論に限界を感じたアケミは亡くなる3日前にじゃがたらからの脱退を意思表示している…。

さんざん既出の事項だが、江戸アケミは「俺は俺のロックンロールをやるから、おまえはおまえのロックンロールをやればいい」と言っていた。それぞれがどこかでシンクロすればそれでいいと。

彼は太く短く生きたのだろうか?亡くなってから15年が経過し、他の夭逝の巨星たちと同様に生きざまは伝説化されてしまっている。
死そのものよりも、むしろこれを因果と捉えなければならないとしたら…そう考えると、とてもやりきれない思いがする。

今一度、眠っていたじゃがたらのCDを取り出し、聴いてみようと思う。まずは「南蛮渡来/暗黒大陸じゃがたら」から。
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by bongokid | 2005-02-26 15:59 | DVD

「First US Visit」という記録映画のLDを持っている。(現在はDVD)
c0033501_2243548.jpg1964年、初めてショービズの総本山・アメリカに上陸した時のものだ。
彼らが、どのような新鮮な価値観を世間に与えたかは様々なメディアで示されているが、中でも個人的に最も印象的だったのは、ワシントンコロシアムにおけるライヴ時のリンゴのドラミング(グレイト!!)とインタビューの時などに見せる4人の茶目っ気と皮肉まじりのユーモアだ。
例えば「ベートーベンは好きか」という質問に、「なかなかいいね。特に彼の詩が好きだ。」なんて答えている。
完全に予定調和をはぐらかしていて痛快だ。そしてなんの気負いもなく、自分たちに対しての米国の熱狂を、まるっきり冷めきった眼差しで受け止めている。
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by bongokid | 2005-02-10 23:40 | DVD

1970年、ワイト島ミュージック・フェスティヴァルでの約38分間を捉えた「Miles electric/a different kind of blue」(DVD)を観た。驚異的で圧倒的で覚醒させられる。素晴らしい!参った!これ以上は言葉が出てこない。
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by bongokid | 2005-02-02 22:46 | DVD

c0033501_213157.jpg「永遠のモータウン」をDVDで観た。
アメリカ・デトロイトを拠点に、1960~70年代前半にかけて大ヒット曲を出し続けたブラックアメリカン主体のミュージックレーベルがモータウン。華やかな人気シンガーをたくさん輩出したが、彼ら(彼女ら)を裏舞台で支え続けたいぶし銀の職人ミュージシャン集合体(=レコーディング・バンド)がファンクブラザーズ。そんな彼らにスポットを当てたドキュメンタリー映画だ。
登場するほとんどのミュージシャンは、ジャズを通過してその道を選んでいる。しかし、ビートのまったく異なるソウル・グルーヴを作り出したのは、まさしく彼ら。
なにせ、力まない、無駄な音を一切出さない、ビートの裏をしっかりと体感している。そして、彼ら誰もが、音楽に対し深い愛情を持っていて、とても真面目である。
ソウル・グルーヴの源泉を実感させられる音楽映画として、また、人間ドキュメンタリーとしても十分に楽しめる内容だ。


さて。
モータウンの音楽はあくまでもボーカルが主役。そしてファンクブラザースはあくまでも腕の良い裏方職人たちだ。彼らがモータウンサウンドにおける重要な役割を担っていたとはいえ、「彼らこそがモータウン!彼らこそがソウルミュージック!」と言い切ってしまうのは、いささか的外れな気がする。
今まで、一般的には名前を知られなかった偉大なミュージシャンたちが見直されるのはとても素敵なことだし、それを悪く言うつもりもないが、彼らは雇われた仕事をプロフェッショナルとして真面目に粛々とこなしていったに過ぎず、その当たり前のことに今までほとんどの人が気がついていなかった、ということ。そして彼らと同様に、コンポーザーやアレンジャーや独特なミックスをした(リズムを強調した)エンジニアなども、同様に大いに称賛されるべきだろう。
ひとつ希望するとするならば、これをきっかけに、モータウンのリイシュー盤CDには出来るだけプレイヤーのクレジットを付けて欲しいと思う。(マービン・ゲイの「What's Going On」以前にクレジットをつける習慣は無かったそうだ。)
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by bongokid | 2005-01-30 21:57 | DVD

c0033501_22234095.jpgBruce Springsteen & The E-street Bandの2000年・リユニオンライヴをDVDで観た。場所はニューヨークのマジソンスクェアガーデン。
DVD収録時間は3時間に及び、すべてが素晴らしいことは言うまでもないが、その中でも「The River」と「10th avenue freeze-out」が圧巻。どちらもニュアンスを深く深く掘り下げて、オリジナルの倍以上の丈になっている。発表されてから30年弱。おそらく数百回、いやリハも含めれば数千回?演奏しているであろう楽曲だが、マンネリズムに陥ることなく熟成に熟成を重ねた深い深い味わい。
「The River」では導入部に"The big man"のサックス・ソロパートが設けられ、Springsteenの歌は旋律を崩し歌詞の言葉ひとつひとつを丁寧に独白するように綴る。
「10th avenue freeze-out」では中間部でゴスペルライクなロックンロール宣教師に“変身”し、速射砲で言葉を放ち続ける。たどり着くまでの厳しさを覚悟し“約束された川”に向かおう!-と訴え、10年ぶりに結集した同志(バンド)を讃え、連帯する喜びを全身で表現する。そして、それは見事な【ロックンロール・エンタテイメント】としても緻密に計算されつくされていて、聴衆をその世界に確実に引き込み、同化させ、楽しませる。
このエンタテイメント性というのが最重要ポイントだろう。一歩間違えれば宗教臭く妙にシリアスになるところを手前で踏み止まるその手法からは、成熟に至ったアメリカ合衆国のショービジネスの歴史も透けて見えてくるのだ。御馳走さまでした!
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by bongokid | 2005-01-15 21:05 | DVD