枯葉 Autumn Leaves

この曲のコード進行(ロック系ではゲイリー・ムーアやサンタナが得意としている)は、音楽やっている人ならば、泣き節が作りやすく、ついニヤッとしてしまうところがあるだろう。

いわゆるJazzの「枯葉」は、マイルスの〈イン・ヨーロッパ〉、〈イン・ベルリン〉、〈プラグドニッケル・コンプリート〉、キャノンボール・アダレイの〈サムシングエルス〉、ビル・エバンストリオなどを聴いたことがあり、気づいたことがある。 というか、個人的な思い込みなのだが。

Autumn Leavesという言葉のシンボリックなイメージ…。

つまり、
【枝から落ちた枯れた葉っぱは、風に任せてどこまでも飛び、舞っていくこともあるし、無風なら木々のまわりにハラハラと重なっていく】のだから、Jazz のアプローチでは(不滅のコード進行を軸にして)、アドリブプレイそのものの音のニュアンスが、そのまま枯れた葉の動きを表現させることがたやすい-というわけだ。

c0033501_0354499.jpgだからといって、奏者がどこまで枯れた葉のことを意識して演奏しているかはわからない(なにしろ原題はたんに「秋の葉っぱ」である)。聴く立場では、枯れた葉の空間移動をイメージしてみると、一段と味わいが深まるのではなかろうか。
演奏技術上の分析は別として、プラグドニッケルにおけるマイルス、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムスなど、それぞれの“枯れた葉っぱ”の共振はたまらない。

いちばん遠くまで飛んでいくのがショーターの葉で、アフリカまでイッチャッている。そのとき、リズム隊もいっしょについて行くが…、

マイルスはそれをステージ横に引っ込んで、じっと見ている。

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by bongokid | 2005-02-18 22:18 | CD