チャリティライヴの矛盾(上)

ライヴエイドのDVD。
冒頭に、目を覆いたくなるエチオピアの飢餓の様子が映し出されている。その後にウェンブリーとフィラデルフィアのライヴ映像。
アーティストはみな素晴らしいパフォーマンスをやっているし、聴衆の盛り上がりももの凄い。間違いなく”楽しんでいる”。そしてそれを観ているボクもわくわくしながら楽しんでいる。そしてまた途中にエチオピアの目を覆いたくなる映像・・・。このギャップを受け止めねばならない。

エチオピアのことなんかどっかに置いておいて、格好のプロモーションの場と考えていたアーティストもたくさんいただろう。また、音楽ファンにおいては、なによりも映像を、ロックミュージシャンのパフォーマンスを、純粋に楽しみたいという思いがおそらくほとんどだろう。そういうボクもその一人だ。

不幸な惨状に目をつぶり、音楽を楽しむことは不謹慎?大地震の被害が出た時に優勝したプロ野球チームがビールかけを自粛することを考えれば、同様に不謹慎と言えるかもしれない。いや、そうではない。
あえて言うなら、その【不謹慎】をすればするほど、マスコミは話題として取り上げ、世間はエチオピアに目を向ける。DVDが注目されることで、それを購入する人が増え、その純益が募金になるわけだ。
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by bongokid | 2005-02-12 02:06 | Column