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レコードコレクターズ11月号特集は“FREE”

レコードコレクターズ11月号特集は“FREE”_c0033501_2115291.jpgレコードコレクターズ11月号の特集は、“FREE”。
「ライヴ アット ザ BBC」のCDや「フォーエヴァー」という二枚組DVDが発売されることに因んでのもの。11月1日に日本盤が同時発売されるので、間違いなく購入するでしょう!

さて、70年代後半の頃、密かに思っていたことがある。
それは、フリーはレゲエの影響を間接的に受けているのでは?ということ。実際にレゲエ的なリズムを使っているわけではないので、直接の影響は見えない。
しかし、ゆったりと船を漕いでいるような間のある独特のグルーヴ感になんとなく“におい”を感じていたのだった。
当時、そんなことを周囲に言っても変に思われるだけだったが、一人の友人だけが「そういえば彼らはアイランド・レーベルだね」と理解してくれた。
そう、元々レゲエを中心とした音楽を紹介する意味合いのあったアイランド・レコード(クリス・ブラックウェルが立ち上げた)に、なぜかフリーとトラフィックは所属していたのだった。
だから、いち早くジャマイカの新しい音楽=レゲエに触れていたと考えても不自然ではない。

そんな思いを裏付けるアンディ・フレーザー(サウンドメイクの実質的リーダーだったベーシスト)へのインタビュー記事がレコードコレクターズ11月号に掲載されている。
60年代後半に生まれたハード・ロックが、全般的にスピードとパワーを強調する方向に向かっていた中で、フリーのテンポとタイミングは異質だったのはなぜか?という問いに、「リズム&ブルースやブルースと共にレゲエも好きだったからかもしれない」と答えている。

やっぱりそうだったんだ!と心の中でガッツポーズをしたのは言うまでも無い。

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by bongokid | 2006-10-14 21:19 | Column