BOB MARLEY/1979 JAPAN

c0033501_23282144.jpg1979年4月、確かにBob Marleyは日本にいた。それもオレの目の前に。唯一の日本公演、東京では渋谷公会堂と新宿厚生年金会館で行われた。
その当時は考えもしなかったが、翌年だったか翌々年だったかに帰らぬ人となった。

改めてアルバムの変遷をたどってみると、その頃はすでに全盛期ではない。
ワールドツアーの一環として来日したわけで、人生の最終節に入っていたことに本人は気づいていたのか、とにかく、出来るだけいろんな所へ行き、たくさんの人の前で演奏しようとしていた-のではないか?

故郷ジャマイカには滅多に帰らなかったらしい。

世界に向けてメセージを伝えたい一心だったようだが、演奏中観客のほうに一度も視線を向けなかった-と記憶している。歌っている最中は、自分に向かって歌っていたのだろう。

そのときの録音が、1996年に突然発表された。なんだか、あまりにも生々しくて、何度も聴く気になれない…。

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Bob Marleyは駆け足で人生を駆け抜けた。

バレッド兄弟の強靱なリズムにのり、憂いを帯びた声から発せられたメッセージは、どれをとっても、しなやかで、太く、重い。と同時に、ガンジャにもラスタファリズムにも縁のないオレにとっては、その距離感も自覚してしまう。

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お香が炊かれ、会場が煙で霞みがかかったところで、ライヴは始まった。一曲目は「Rastaman Vibration」、そして代表曲が休まず続く。最後の「Get Up Stand UP」~「Exodus」まで、ガンジャやラスタファリズムを知らなくても、オレはBobに合わせて歌詞を歌いながら、自然と高揚していった。

そして、あっという間の出来事だった。
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by bongokid | 2005-01-20 23:46 | CD