昭和30年代前半生まれのロックファン

ロックミュージックという範疇で考えると、この世代は「ヒッピー文化は廃れてビートルズも解散する頃にロックミュージックに出会い、パンクの頃はすでに歳をとり過ぎていた、中途半端な世代」と、言われることがある。そう、確かに・・・、そんな気もする。

しかし、(中学生としてはちょっと背伸びをしなければならなかったが、)幸いにも70年代前半のロック黄金期にはかろうじてリアルタイムで接することが出来た世代でもある。

好奇心の旺盛な時期にリアルタイムで接したとはいえ、メディアからの情報も、また自由に使える金も著しく乏しい時期であったわけで、好奇心を満たせない思いを少なからず抱きながら過ごしていたのも事実だ。(まぁ個人差は大いにあるでしょうが。)

そして30数年が過ぎた現在、テクノロジーの驚異的な進歩とともに、ロック黄金期の情報は容易に手に入り、当時の音源や映像はこれでもかと氾濫している。
もう出ないだろうと思ったところで、またまた“幻の”フィルムや“幻の”オープンリールテープが発掘され、デジタル編集が施されて発売されたりもする。そして、少々の金を払えば簡単にそれらに接することが出来るのだ。

これはロックミュージックが音楽産業として成熟した証でもあり、素直に幸せなことと実感する。
しかし、それと同時に、その魅力に囚われれば囚われるほど、カウンターカルチャーとポピュラーミュージックが寄り添った特別な時代は二度とやってこないのだろう、とも思えるのだ。



c0033501_21465736.jpgちなみに、個人的にリアルタイムで購入した最初のロック系のLPは『ジョン・レノン(ジョンの魂)』でした。
大した思い入れも無く、なぜ購入したかはよく覚えていないです。
「ゴッド(神)」という曲で、“Dream is over”と歌われても、実感などまったく無く、子供心に戸惑ったように記憶しています。
この作品のよさを理解できたのは、数年経ってからでした。
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by bongokid | 2005-11-14 21:51 | Column