ティム・リースの「ローリングストーンズ・プロジェクト」

c0033501_2305866.jpg2002年と2003年にローリングストーンズのツアーに参加したジャズサックス奏者の、ストーンズ楽曲のみ(一曲を除いて)で構成されたプロジェクト・アルバム。

率直に言えば、ストーンズのメンバーを入れないほうが良かったんじゃないのかな。入れたほうが断然セールスは良いだろうが、アルバムとしては散漫なかんじがする。このさじ加減は難しいところ。
12曲のうち、気に入ったのは「Satisfaction」「Street Fighting Man」「Paint It Black」「Gimme Shelter」。
すべてジャズ畑のミュージシャンによる、あくまでも原曲を素材と捉えた、独自の解釈での演奏。
「Satisfaction」でのJohn Scofieldや、「Paint It Black」「Gimme Shelter」でのBen Monder(新鋭)のスリリングなギターが光る。
「Street Fighting Man」でのジャズサンバもカッコイイ。

ストーンズのメンバーをフューチャーしたものは、良くも悪くも原曲の世界観から踏み出しておらず、コンセプトとしては物足りない。
話題を呼んでいるオルガントリオの「Honky Tonk Women」は、オルガンは素晴らしいが、チャーリー・ワッツのプレイがニュアンス不足な印象。(チャーリー、ごめんなさい...)

メインであるティム・リースのサックスはコルトレーンの影響が垣間見られ、全般的に豊かなニュアンスを醸し出している。そしてなによりも、上記(太字)4曲においての斬新な編曲と巧みな人選に拍手を送りたい。
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by bongokid | 2005-05-30 23:07 | CD