毒気にあてられて弱気になった

地元には日系ブラジル人の方たちがたくさん住んでいる。
近所のブラジルショップでサッカー中継のビデオを何回かレンタルしたことがあるのだが、かなりいい加減なダビングもので、サッカー部分のあとに、なぜかあちらのテレビの音楽番組が録画してあった。
しかもポルトガル語ではなく、「グラッチェ!グラッチェ!」と言うところからしてスペイン語の番組。わけがわからん。アルゼンチンかコロンビア向けなのか???
で、内容はというと、簡単に言えば「ザ・ベストテン」と「夜のヒットスタジオ」と「ヤンヤン歌のスタジオ」が混ざったようなかんじ。アイドルもベテランもあり、スタジオもライブ中継もあり。司会は精力的に早口でしゃべりまくり。
紹介される音楽はというと、これがリズムの大洪水!!!シンコペーションの嵐!!!客は踊りまくり!!!それも一曲がみんな長い。10分から15分がほとんど。ひたすら体を揺らす。休まない。延々と繰り返す。正直言って、いつのまにかキモチヨイのを通り越してつらくなってきた。まさにカルチャーショック!


c0033501_21312439.jpg日本人は(自分も含めて)外国の音楽をつまみ食いするのが得意だが、生活に根ざしたあちらの大衆音楽に本気で接した場合、時に慣れるのが容易でないものだ。なにせ、基盤にある生活習慣も体力も価値観もまったく異なるわけだから。あと食い物も。

めちゃカッコイイのに出会っても実生活となにもつながっていないなぁと、音楽を聴いていて思う時もある。
PRINCEの音楽を、日本国東関東の木造の自分の部屋で、海の向こうの音楽として聴くのと、N.Yのブルックリンのアパートで自国のコンテンポラリーな音楽として聴くのとでは、(同じ音楽でも)リアルな空気感はまったく異なるだろう。
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by bongokid | 2005-03-23 21:34 | Column